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2021.01.22

日帰りで介護を受けられるデイサービスとはどんな施設?利用料金やデイケアとの違いを解説

今回は、数ある介護サービスのうちの一つ、日帰りでサービスを受けられる「デイサービス」について紹介したいと思います。
デイサービスでは基本的な介護のほか、機能回復訓練やレクリエーションが充実しています。
また他者と深く交流できるため、あまり外出しない方におすすめの介護サービスです。

刺激のない生活を続けていると身体機能の低下や、認知症の悪化を招いてしまいます。
自分に合った適切な介護サービスを利用する為に、デイサービスの利用料金、利用すべき人の特徴やデイケアとの違いを説明していきます。ぜひ参考にしてみてください。

デイサービスとは|日帰りで介護サービスを受けられる施設

デイサービスとは、日帰りで食事や入浴などの介護サービスを受けられる施設のことを指します。

別名「通所介護」とも呼ばれており、ご自身の力だけで自宅生活が送れるよう、身体機能の向上や認知症予防を目的としています。
機能訓練指導員や生活相談員らの専門スタッフが施設に配置されており、機能回復訓練を行えるのです。
レクリエーションも充実し、施設を通じて他者と深い交流ができるでしょう。

また自宅への送迎も可能であり、施設へ直接向かうのが難しい方でも安心して利用することができます。
送迎の範囲は施設ごとに違うのでお近くのデイサービスへ事前に確認しましょう。

デイサービスとデイケアの違い

デイケアとは、リハビリを専門とする通所型施設のことです。
別名で「通所リハビリテーション」とも呼ばれます。
理学療法士や作業療法士など、リハビリ専門職員から本格的なリハビリ指導を受けられます。

デイサービスは認知症予防や生活の向上を目指す施設ですが、デイケアではリハビリをメインとする身体機能の回復を目的としているのです。

また、デイケアは医療行為に力を入れているので、医師や看護師が多く常駐しています。
『本格的なリハビリを受けられるデイケアとは?』

デイサービスで受けられるサービス内容

デイサービスは身体機能の向上を目的に様々なサービスが展開されています。
食事や入浴、排泄など基本的な介護はもちろん、機能回復訓練やレクリエーションなどが充実しているのです。
デイサービスで提供される食事では、栄養バランスを意識した活力溢れるメニューが数多くあります。
1人での入浴が困難な方でも大丈夫。専門の介護スタッフがしっかりとサポートします。
機能回復訓練は歩行訓練や関節可動域訓練など、身体能力の向上を試みます。
またレクリエーションでは、ボードゲームや麻雀、カラオケ、脳トレなど利用者に合わせた取り組みが用意されているのです。

これらの豊富なサービスを受けられる施設がデイサービスなのです。

デイサービスを利用するための条件|要介護1以上の方

デイサービスを利用するためには、要介護1以上の要介護認定が必要となります。

要支援1〜2の方がデイサービスを利用したい場合、名称の違う別サービスとなります。サービス内容は似ているものの、利用料金と細かいルールが異なるため注意してください。
またデイサービスは基本的に医療行為を扱っておらず、処置を必要とする方は利用できません。

自宅への送迎サービスを受けられますが、施設によって送迎エリアが定められています。
送迎エリアに対応していない際は、ご自身もしくはご家族の方が直接送迎しなければならないので事前に確認しましょう。

ご家族の送迎が難しい方は、ぜひ介護タクシーを使用してみてください。
保険適用が可能な介護タクシーの使い方とは?注意すべき利用条件とサービスの流れ

デイサービスの利用料金|介護保険は適用される

デイサービスの利用には原則として介護保険が適用されます。
介護保険を適用できるので利用料金は1割負担となりますが、所得の高い方の場合は2割、もしくは3割の自己負担となるので注意してください。
また介護サービスや機能回復訓練などは介護保険の対象ですが、食費やおむつ費用は全額自己負担となります。

介護保険についてはこちらを参考ください。
『みんなで支える介護保険とは?』

利用料金の全体は要介護度や利用時間によって決まります。
目安は下記の通りです。なお、送迎の費用は基本料金に含まれます。

■デイサービスの料金目安
要介護1:645円
要介護2:761円
要介護3:883円
要介護4:1003円
要介護5:1124円
参照:どんなサービスがあるの? – 通所介護|厚生労働省

上記はあくまで目安です。
施設によっては料金システムが大きく異なるので、事前に確認しましょう。

デイサービスがおすすめの人とは?

誰かとコミュニケーションを取りたい人

誰かとコミュニケーションを取りたい人にはデイサービスをおすすめします。
なぜなら、同じ世代の様々な利用者と交流できるためです。
デイサービスではレクリエーションや食事を大人数で行います。
その大人数の活動を通して、多くの方と関わることができるでしょう。多くの方と交流を深めて仲良くなったり、笑い合ったりできます。

月に数回通うだけでも、孤独感が軽減されますし、普段家から出なくて寂しいと感じている人に、ピッタリの介護サービスなのです。

日常生活で身体の衰えを感じる人

日頃から運動をしていない方は、身体の衰えを感じているのではないでしょうか?
そんな日常生活で身体の衰えを感じる人はデイサービスを利用すべきです。
機能回復訓練やレクリエーション、身体機能の向上が期待できるためです。
デイサービスでは身体の衰えを解消できるサービスが充実しています。

例えば、機能回復訓練や身体を動かすレクリエーション。専門スタッフと一緒に身体を動かすことができるでしょう。
それは身体の衰えを防ぐだけでなく認知症の予防にもなるため、ぜひ一度足を運んでみてください。

デイサービスの利用方法|まずは要介護認定を

ここまで、デイサービスを利用すべき人の特徴を解説しました。次にデイサービスの利用方法をお話します。
デイサービスの利用条件として、要介護認定をもらった要介護1以上の方でなければいけません。
そのためまずは要介護認定を行ってください。
要介護認定とは、今現在の身体機能や認知症の進行具合を計測できる制度です。

要介護認定についてはこちらを参考ください。
『介護保険に必要な要介護認定とは?』

要介護1以上の認定をもらったら、介護支援専門員(ケアマネジャー)に相談してください。
介護支援専門員はその人に合った適切なサービスを提供するプロです。
プロの意見も参考にしつつ、デイサービスのサービス内容を定めていきましょう。

デイサービスと他の介護サービスの違い

訪問介護

訪問介護とは、日常生活に必要な援助を自宅でしてもらえる介護サービスのことです。
介護の資格を持ったプロの介護士が訪問します。
デイサービスと異なるところは住み慣れた自宅で介護をしてもらえ、ストレスフリーなことです。
また訪問介護の他にも医療行為がメインの訪問看護、リハビリを目的とした訪問リハビリテーションなど、数多くの訪問サービスがあります。

自宅でストレスなく過ごしたい方におすすめの介護サービスです。
『在宅生活を続けられる訪問介護とは?』

ショートステイ

ショートステイとは、介護施設で短期間だけ生活支援や医療行為を受けられる介護サービスのことです。
日帰りのデイサービスとは違い、施設に数日の間宿泊ができます。
また、日常生活に必要な介護の他にデイサービス同様のリハビリ、レクリエーションなどが設けられているのです。
医療行為も可能なため、身体が心配な方は利用してみてはいかがでしょうか?

いつもと違った環境で過ごせるので良い気分転換になるものと思われます。
【短期入所】家族の介護問題を解決できるショートステイとは?滞在期間や利用条件を解説

まとめ|デイサービスの利用を検討しよう


今回は、デイサービスのサービス内容、利用料金とデイケアとの違いについて紹介しました。

デイサービスは、日帰りで介護サービスを受けられる施設のことで、機能訓練やレクリエーションが充実しているため普段と違ったひと時を過ごすことができるという特徴を持っています。

施設の利用には要介護1以上の要介護認定が必要となり、介護保険を適用させれば1割負担の利用が可能ですのでこの機会にぜひ検討してみてください。

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