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2024.02.29

本格的なリハビリを受けられるデイケアとは?利用するための条件や料金相場をわかりやすく解説

本格的なリハビリテーションを行える「デイケア」を知っていますか?
通所リハビリテーションともいわれるデイケアでは、リハビリ専門職員から本格的なリハビリの指導を受けられます。
リハビリだけでなく生活援助や相談も行えるため、より早く在宅復帰を目指せるでしょう。
しかしデイケアには注意すべきポイントやデメリットがあるのも事実です。

そのためこの記事ではデイケアのサービス内容、利用条件と料金の相場についてわかりやすくご紹介いたします。

デイケアは本格的なリハビリを受けることができる通所サービス


デイケアとは、医療施設へ通ってリハビリを受けることができる介護サービスのことです。

主に医療機関や介護老人保健施設で受けられるサービスで、別名「通所リハビリテーション」ともいいます。
理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職員から、本格的なリハビリ指導を受けられるのが特徴です。
またリハビリだけではなく、入浴や食事といった生活支援から身体機能の相談まで可能です。
「病院から退院したけど自宅で生活するのは少し難しい」そんな人にデイケアをおすすめします。

デイサービスとの違い

デイケアと似たサービスに「デイサービス」があります。
デイサービスでもリハビリは受けられるものの、一部の施設では医師や看護師が常駐していません。
また理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職員がいない場合もあるでしょう。

とはいえデイサービスには介助や生活支援、レクリエーションなどに力を入れており、気分転換につながる様々なメリットがあります。
そのためデイサービスは娯楽施設に近く、デイケアは身体機能向上に特化した施設だといえるでしょう。
在宅復帰をいち早く目指したい、身体機能の衰えが気になる、そんな方はデイサービスではなくデイケアの利用が望ましいです。

デイケアで受けられるサービス内容

デイケアのサービス内容は、身体機能の向上が見込める医療行為やリハビリがメインになります。
リハビリは1対1で行われる個別リハビリテーションもあれば、集団で行われる場合もあるでしょう。
医療行為は血圧測定や健康チェック、服薬の相談などが可能です。
また入浴介助や食事介助といった介護サービスや生活支援も受けられます。

しかしデイケアは娯楽施設ではないため、レクリエーションの充実度はそこまで高くありません。
レクリエーションや他者交流を求めるのならば、デイケアではなくデイサービスを利用しましょう。
ちなみにデイケアは営業時間が6〜8時間の日帰りの施設なので、朝早くや夜遅くの利用はできません。

✔具体的なサービス内容

  • リハビリテーション
  • 体操
  • 入浴介助
  • 排泄介助
  • 食事
  • 健康チェック
  • 専門職員への相談
  • レクリエーション
  • 住宅改修の提案
  • 送迎

 

デイケアを利用するための条件|要介護認定と健康診断書


デイケアを利用するためには、要支援または要介護認定が必要となります。
要介護認定は市区町村にある近くの「介護保険担当窓口」で受付が可能であり、発行するまでに1ヶ月ほどかかります。

要介護認定についてはこちらを参考ください。
→『要介護認定を取得する流れを詳しく解説』

またデイケアのサービス内容は主治医が作成した「健康診断書」または「診療情報提供書」に沿って行われます。
そのため、上記のどちらかを発行していなければデイケアを利用できません。
デイケアの利用を考えているならまずはケアマネジャーに相談しましょう。

デイケアの利用料金の相場|介護保険制度は適用される

デイケアは基本的に介護保険制度が適用されて自己負担額は1割となります。

ただし、世帯収入によっては2割、3割と変動しますので事前に確認しましょう。
食費やおむつ代は別途自己負担となるため注意してください。

また利用料金は要介護度によって異なり、介護度が上がれば料金もその分高くなります。
下記の料金表はあくまで目安ですので、詳しく知りたい人は施設に確認してみてください。

✔デイケアの利用料金の相場
【1ヶ月の料金】

  • 要支援1:1712円
  • 要支援2:3615円

【1回あたりの料金】

  • 要介護1:667円
  • 要介護2:797円
  • 要介護3:924円
  • 要介護4:1076円
  • 要介護5:1225円

引用:通所リハビリテーション|厚生労働省

デイケアを利用する際の注意点!


デイケアを安心して利用するために2つの注意点を確認していきましょう。

  1. 施設によって設備の差がある
  2. 集団活動が苦手だとストレスになる

施設によって設備の差がある

デイケアは施設によって設備の差が大きくあります。

施設の規模や方針は大きく異なり、利用できる設備やリハビリマシンがまったく違うはずです。
またリハビリ専門職員の人数、リハビリのサービス内容など、あらゆるサービスが施設によって左右されます。
設備の整った施設でリハビリを行いたい場合、事前に確認してから利用しましょう。

集団活動が苦手だとストレスになる

集団活動が苦手だとストレスに感じてしまう可能性があります。

リハビリは個別だけでなく集団でも行うためです。
リハビリ専門職員の人数は限られているため、常に個別で指導を受けられるわけではありません。
個別でのリハビリは数十分程度しか行えず、残りの時間は集団でのリハビリか自習トレーニングとなる場合が多いです。
個別リハビリの所要時間は施設によって変わるので、集団活動が苦手の人は確認しておきましょう。

デイケアを利用すべき人の特徴

最後にデイケアを利用すべき人の特徴を見ていきましょう。

  • 一刻も早く住宅復帰したい人
  • 身体機能の衰えを感じ始めた人

一刻も早く住宅復帰したい人

一刻も早く住宅復帰を目指したい人にデイケアはおすすめです。

デイケアではほかの介護サービスにはない、本格的なリハビリを受けられます。
その人の状態にあった指導、専用のマシンを用いてのリハビリなど、ほか施設にはないサービスが展開されているのです。
それらサービスを有効活用することで、在宅復帰までの時間を大幅に削減できるでしょう。

身体機能の衰えを感じ始めた人

身体機能の衰えを感じ始めた人にはデイケアの利用が望ましいです。

デイケアでは身体機能の向上を見込めるだけでなく、専門職員への相談ができるためです。
在宅生活でどのように過ごしたらいいか、どうしたら身体機能は衰えないかなど、的確な指導を受けられます。
もちろん、本格的なリハビリをとおして身体機能を大きく向上させられるでしょう。
少しでも身体機能の衰えに不安を感じている人は、デイケアを利用して元気な身体を手に入れてください。

まとめ|まずはデイケアを利用してみよう


この記事では、デイケアのサービス内容、利用条件と料金の相場についてわかりやすく紹介いたしました。

デイケアとは医療施設へ通ってリハビリを受けれる介護サービスのことで、生活支援や身体介助を受けられるほか、身体機能の相談もできます。

ただしデイケアを利用するためには要介護認定と主治医からの「健康診断書」または「診療情報提供書」が必要となるため、事前に準備しましょう。

デイケアは身体機能の向上を目標に、本格的なリハビリと専門職員への相談が行えるサービスです。
ほかの介護サービスにはない魅力が多数あるため、興味のある人はデイケアを利用してみてください。

 

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