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2021.02.03

自宅で受けられる訪問リハビリテーションとは?サービス内容やメリットを解説

「住み慣れた自宅で本格的なリハビリを行いたい」という方は多いのではないでしょうか?

訪問リハビリテーションを利用すれば 、専門職員が自宅へ訪問してリハビリの指導を受けられます。
さらに身体機能の向上だけでなく、日常生活の自立に大きく近づけるでしょう。

この記事では訪問リハビリテーションについてご紹介いたします。
安心して利用するためにも、サービス内容とメリット・デメリットについて見ていきましょう。

訪問リハビリテーションとは|自宅でリハビリを受けられる

訪問リハビリテーションとは、理学療法士や作業療法士といった専門職員が自宅へ訪問し、リハビリを受けられるサービスのことです。

主なサービス内容はリハビリやトレーニングですが、歩行援助や食事援助など日常生活の援助も行います。
また住み慣れた自宅でリハビリに取り組めるため、ストレスなく身体機能の向上を目指せるでしょう。

訪問リハビリテーションの目的は身体機能の向上だけではなく、日常生活の自立と人間らしい生活にも注力しています。
似たサービスにデイケアとよばれる通所型のリハビリ施設もあります。
デイケアでも本格的なリハビリを受けられますが、施設へ足を運ぶ必要があるのです。
そのため、施設へ通うのが困難な方はこの訪問リハビリテーションを利用しましょう。

訪問リハビリテーションのサービス内容


訪問リハビリテーションの主なサービスは、専門職員による本格的なリハビリです。
筋力トレーニングや関節可動域訓練などを行い、身体機能の向上を目指します。

また、リハビリ以外にも歩行訓練やトイレ訓練といった「生活訓練」に取り組みます。

訪問リハビリテーションの所要時間は40〜60分程度です。
リハビリの所要時間は長くないですが、マンツーマンでの指導なのでより効果を期待できるでしょう。

訪問リハビリテーションのメリット・デメリット

メリット

訪問リハビリテーションのメリットは、住み慣れた自宅で本格的なリハビリを行えることです。
似たサービスの通所型リハビリでは外出を必要とします。
あまり人と接したくない人にとっては、外出や集団活動でストレスを感じてしまうでしょう。
また訪問リハビリテーションは1対1での指導となるので、細かいところまでしっかりと指導を受けられます。

デメリット

訪問リハビリテーションのデメリットは、リハビリ方法が限られることです。
通所型の施設では専用のマシンを使用して効率的なリハビリができます。
しかし訪問だと大型の器具を持ち込むことはできず、リハビリの方法が一部制限されてしまうのです。
また自宅へ訪問するため、本人のプライバシーに接することになるでしょう。
私生活を覗かれたくない人にとってはあまり良いサービスだとはいえません。

訪問リハビリテーションの利用条件|要介護1〜5


訪問リハビリテーションを利用できるのは、要介護認定を受けている要介護1〜5の人です。
もしくは40〜64歳の方で特定疾病を患っている人に限ります。

特定疾病とは、高齢による心身の病気や医学的関係のある疾病のことです。
詳しくは厚生労働省が公表している『特定疾病の選定基準の考え方』を参考ください。

要支援1・2の方はサービス名称が異なる「介護予防訪問リハビリテーション」の利用となります。
この介護予防と訪問リハビリテーションのサービス内容はそこまで変わりません。

また、主治医から訪問リハビリテーションが必要だと判断されなければ訪問リハビリテーションは利用できません。
筋力が低下してうまく歩けない、日常生活に不安を感じるなどの状態であり、「診療情報提供書」か「リハビリ指示書」の発行が必要です。

そのため、だれでも訪問リハビリテーションを利用できるわけではないので注意してください。

訪問リハビリテーションの利用料金


訪問リハビリテーションには介護保険制度が適用されるため、自己負担額は1割になります。
しかし世帯所得が高い場合、2割もしくは3割負担となるため注意してください。

訪問リハビリテーションの基本料金は、リハビリを受ける所要時間によって決まり、基本的に1度の訪問で40〜60分のリハビリが行われます。

ちなみに1回20分以上のリハビリを行う際、利用料金の目安は290円(1割負担)となっております。
参考:訪問リハビリテーション|厚生労働省
上記の料金はあくまで目安ですので、利用するときは各事業所へ確認しましょう。

訪問リハビリテーションを利用すべき人の特徴

最後に、訪問リハビリテーションを利用すべき人の特徴を2つご紹介します。
自分に当てはまっているかどうか確認してみてください。

  1. ストレスなくリハビリしたい人
  2. 効率的なリハビリを行いたい人

ストレスなくリハビリしたい人

ストレスなくリハビリしたい人に訪問リハビリテーションはおすすめです。
専門職員が自宅へ訪問してくれるため、住み慣れた自宅でリハビリを行えます。

施設へ通うとなると外出へのストレスを感じてしまう人もいるでしょう。
訪問リハビリテーションではそういったストレスをできるだけ減らし、安心してリハビリに取り組むことができるのです。
ストレスなくリハビリを行うためにも、訪問リハビリテーションを利用しましょう。

効率的なリハビリを行いたい人

効率的なリハビリを行いたい人には訪問リハビリテーションが最適でしょう。
マンツーマンでの訓練を可能としているためです。
ほかのサービスだと集団リハビリが多くなり、マンツーマンでのリハビリや訓練をあまり行えません。
その点、訪問リハビリテーションでは1対1の効率的なリハビリを行えます。
さらに日常生活の相談もできるため、質の高いリハビリを求める人にとっては非常に良いサービスだといえるでしょう。

まとめ|訪問リハビリテーションを利用しよう

今回は、訪問リハビリテーションのサービス内容、メリット・デメリットについてご紹介しました。

訪問リハビリテーションは、住み慣れた自宅に専門職員が訪問することで、本格的なリハビリをストレス無く受けることができるサービスです。また、歩行訓練やトイレ訓練など生活訓練も同時に行うことで日常生活の自立を目指せるでしょう。

この訪問リハビリテーションの利用には要介護認定が必要で、要介護1〜5でなければならず、主治医から訪問リハビリテーションが必要だと判断された人は、「診療情報提供書」か「リハビリ指示書」の発行が求められます。

本格的なリハビリで身体機能の向上を目指したい人は、訪問リハビリテーションの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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