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2021.02.03

自宅で生活を送れる居宅サービスとは?施設サービスとの違いや種類ごとの特徴を解説

自宅で介護サービスを受けられる「居宅サービス」をご存知でしょうか?

ご家族の介護をすべて自分ひとりで行うのは正直大変なことだと思います。

そんなときは居宅サービスを利用すれば、自宅で今までどおりの生活を送りながら介護の負担を減らすことができます。
居宅サービスは、介護サービスだけでなく医療行為やリハビリといった様々なサービスが展開されており、生活の援助を行ってくれるのです。

しかし、様々な居宅サービスが存在しているので何を利用すべきか迷ってしまうと思います。
そのためこの記事では、施設サービスの違いや居宅サービスの種類について詳しくご説明いたします。

介護サービスについて詳しく知りたい方はこちらを参考ください。
→『ご高齢者向けの介護サービスとは?種類や特徴を徹底解説』

居宅サービスとは|今までどおりの生活が送れる介護サービス


全国のあらゆる介護サービスは「居宅サービス」と「施設サービス」の2つに大きく分けられています。

「施設サービス」は施設へ入居して、あらゆるサービスを施設内で受けます。
特別養護老人ホームなどへの入居がこの施設サービスに当てはまるでしょう。

一方の「居宅サービス」は、自宅で今までどおりの生活をしながら介護や医療行為を受けられるサービスのことです。
もしくは居宅とみなされる施設へ入って援助されることを指します。

自宅でストレスなく生活を送りたい人には、この居宅サービスがおすすめです。
また、他の人と関わるのが苦手でコミュニケーションをあまり取りたくない人にも向いています。

しかし居宅サービスといってもあらゆるサービスがあるため、施設選びは慎重に行うべきです。
多くの居宅サービスを理解し、自分に適切なサービスを見つけましょう。

居宅サービス3つの種類|訪問・通所・短期入所

介護サービスは「居宅サービス」と「施設サービス」に分けられると先程お話しました。
この居宅サービスからさらに「訪問介護サービス」「通所介護サービス」「短期入所介護サービス」の3つに分類されます。

  1. 訪問介護サービス
  2. 通所介護サービス
  3. 短期入所介護サービス

訪問介護サービス

訪問介護サービスは、自宅へ介護士や看護師が訪問して介護・医療行為を行います。
サービスによっては介護や医療行為だけでなく、リハビリや生活支援なども受けられます。
住み慣れた自宅でサービスを受けられるため、非常にストレスフリーなのが特徴です。

通所介護サービス

リハビリや介護といった様々なサービスを日中のみ受けられる施設、それが通所介護サービスです。
訪問介護サービスとは違って施設へ通うため、少し面倒に感じる人もいるでしょう。
とはいえ複数の利用者と関われるのは良い刺激となり、認知症予防へとつながります。

短期入所介護サービス

短期入所介護サービスは、特別養護老人ホームなどの施設に一時的な入居ができるサービスです。
介護サービスを受けられると同時に健康的な食事や本格的なリハビリも利用できます。
さらに、大多数の利用者と生活を共にするため良い刺激にもなるでしょう。
3日〜1週間程度の利用期間がほとんどで、最大30日間の利用ができます。

訪問介護サービスの種類


先ほど紹介した居宅サービスを3つに分けたのが「訪問介護サービス」「通所介護サービス」「短期入所介護サービス」です。
訪問介護サービスはここから下記の5つに区別されます。

  1. 訪問介護
  2. 訪問看護
  3. 訪問入浴
  4. 訪問リハビリテーション
  5. 居宅療養管理指導

訪問介護

訪問介護は訪問介護サービスの中で最もメジャーです。
資格を持っているプロの介護士が訪問して身体介護と生活援助を行います。
サービス内容によって料金が異なり、身体介護では入浴介助や排泄介助といった介護全般。
生活援助は部屋の掃除や洗濯などを受けられます。

しかし、本人に直接関係のないサービスは行わないため注意してください。
例えばペットの散歩や床のワックスがけなどがその対象です。
訪問介護を利用する際は事前に確認しましょう。

詳しくはこちらを参考ください。
→『在宅生活を続けられる訪問介護とは?』

訪問看護

資格を持ったプロの看護師または保健師が訪問して医療行為を行うのが訪問看護です。
サービス内容は主治医が作成した「訪問看護指示書」に沿って行われ、健康状態のチェックや点滴といった医療に基づくサービスを受けられます。
医療行為に限らず入浴介助や排泄介助といった、清潔に関する介助行為も行います。

詳しいサービス内容はこちらを参考ください。
→『自宅で医療行為が受けられる訪問看護とは?』

訪問入浴

訪問入浴は、介護士2人と看護師1人の合計3人が訪問して入浴の手伝いをします。
看護師による入浴前後の健康チェックや簡単な医療行為を受けられ、介護士2人からは入浴介助を安全に手伝ってもらえるのです。
ベッドから近い位置に浴槽を設置できるため、利用者にかかる負担を減らせます。

ただ看護師がいるとはいえ、医療サービスは一部行為に制限されています。
本格的な医療行為を受けたい人は訪問看護を利用しましょう。

訪問入浴についてはこちらを参考ください。
→『訪問入浴のサービス内容やメリットを解説』

訪問リハビリテーション

理学療法士や作業療法士といったリハビリのプロが訪問して身体機能の向上を目指すサービス、それが訪問リハビリテーションです。
主に歩行訓練や食事訓練を行って日常生活の自立を試みます。
ご家族は相談やアドバイスを受けられ、生活の幅を向上できるのです。

居宅療養管理指導

居宅療養管理指導は、医師や歯科医師といった医療従事者が訪問して療養上の管理や相談を行うサービスです。
服薬や栄養摂取の指導を本人だけでなくご家族も一緒に受けられます。
この居宅療養管理指導を利用したい場合は、かかりつけ医や歯科医師に相談しましょう。

通所介護サービスの種類


通所介護サービスは以下の2種類に分けられます。

  1. デイサービス
  2. デイケア

デイサービス

デイサービスとは、日帰りで介護や機能回復訓練を受けられる施設のことです。

デイサービスではご自身の力だけで生活が送れるよう、身体機能の向上や認知症予防を目的としています。
そして食事介助や入浴介助などの基本的な介助はもちろん、機能訓練指導員による本格的な訓練も受けられます。

またレクリエーションが非常に充実しており、ほか利用者と一緒に楽しめる施設です。
一緒に介護タクシーを利用すれば車椅子の方でも安心して通えるでしょう。

詳しくはこちらを参考ください。
→『デイサービスを利用すべき人の特徴とは?』

デイケア

通所リハビリテーションとも呼ばれるデイケアでは、主に医療行為やリハビリを行います。
理学療法士や作業療法士といったプロの専門スタッフが指導しており、本格的なリハビリを受けられるのです。
またデイケアは医療系介護サービスに属しているため、より医療分野に力を入れています。

短期入所介護サービスの種類


最後に短期入所介護サービスについてご紹介いたします。

  1. 短期入所生活介護
  2. 短期入所療養介護

短期入所生活介護

短期入所生活介護は、特別養護老人ホームや有料老人ホームに短期間入居してサービスを受けられます。

別名でショートステイとも呼ばれています。
施設の入居者と同じように生活を送り、介護・医療・レクリエーションなどあらゆるサービスを利用できます。

また、大多数の利用者との生活を通して様々な刺激を受けられるはずです。

短期入所生活介護についてはこちらを参考ください。
→『家族の介護問題を解説できるショートステイとは?』

短期入所療養介護

医療行為をメインとする施設に短期間入居してサービスを受けられるのが、短期入所療養介護になります。
介護老人保健施設や病院などがこの施設です。
食事や入浴などの基本介護から医師によるリハビリや医療行為まで、様々なサービスを受けられます。
この短期入所療養介護は医療系介護サービスに分類されており、より医療に特化した介護サービスです。

まとめ|自分に合った居宅サービスを見つけよう


この記事では、施設サービスとの違い、居宅サービスの種類についてご紹介しました。

介護サービスは「居宅サービス」と「施設サービス」の2つに分けられ、居宅サービスは自宅で生活を送りながらサービスを受けられます。
一方の施設サービスでは施設へと入居後、その施設のサービスを利用することができます。

居宅サービスはさらに「訪問介護サービス」「通所介護サービス」「短期入所介護サービス」の3つに分類され、それぞれ違った特徴があるためしっかり理解しておきましょう。

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