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2023.07.24

福祉用具貸与とはどんなサービス?貸与できる対象品目を紹介

介護や介助を必要とする人が自宅でできる限り自立した生活を送れるように作られた「福祉用具貸与」というサービス。
この福祉用具の貸与を受けるためにはいくつかの条件があり、介護度によって対象となる品目も異なります。
全ての人が同じサービスを受けられるわけではないので予め自分や介護を必要とする家族がどのようなものを貸与できるのか知っておく必要があるのです。

そこで今回は福祉用具貸与とはどのようなサービスなのか、このサービスを利用することで
どのようなものを借りることができるのか解説していきます。

福祉用具貸与とはどのようなサービス?

福祉用具貸与とは、生活において介護や解除などの手助けが必要な人が
可能な限り施設はなく自宅で自立した生活が送れるように
福祉用具の利用を介護保険の枠組みの中で支援する、というサービスです。
自立した生活を送ること以外にも介護者の負担を軽減したり、介護度の重度化予防を目的に利用することができます。

原則として貸与に係る費用の1割を利用者が負担することで
対象となる福祉用具を貸与することができるのです。※一定額以上の所得者の場合は2割もしくは3割の負担となります。

また、それぞれの介護度によって1ヵ月の中で支給できる限度額が決まっている為、すべての福祉用具が借りられるわけではありません。
限度額と相談して福祉用具を借りる必要があります。

全ての福祉用具を全額負担で購入するとかなりの金額になるため
貸与という形で用具を利用することができるこのサービスはとても有効的なものと言えるでしょう。

福祉用具貸与のサービスで借りることができる品目は?

福祉用具貸与の対象になっている品目は全13品目です。
これらの福祉用具を利用者の介護度に応じて借りることができます。

  • 特殊寝台および付属品
  • 床ずれ防止用具
  • 体位変換器
  • 手すり
  • スロープ
  • 車いすおよび付属品
  • 歩行器
  • 歩行補助杖
  • 移動用リフト
  • 徘徊感知機器
  • 自動排泄処理装置

上記に挙げたもののうち、特殊寝台や特殊寝台付属品、床ずれ防止用具、体位変換器、車いす、車いす付属品、移動用リフト、認知症老人徘徊感知器は
要支援1.2および要介護1に認定されている人は保険給付の対象にはなりません。
それでも貸与を希望する場合は用具の費用を全額負担する必要があるので予め覚えときましょう。

福祉用具貸与で得られるメリット・デメリットは

福祉用具貸与をすることで得られるメリット・デメリットは以下の通りです。

 

福祉用具貸与のサービスを受けるメリット

  • 購入金額と比べて費用を抑えられる
  • 利用者の状況に応じて用具の変更や返却を行うことができる
  • 用具の定期点検を行ってくれる

 

福祉用具貸与のサービスを受けるデメリット

  • 要介護認定を受けていない場合は利用することができない
  • 13品目と貸与できるものが限られている
  • 新品でないことが多い
  • 最初はカタログを見て選ぶため、実際のものを見て選ぶことができない

 

デメリットもありますが、福祉用具購入の費用を抑えることができたり
途中での変更や返却、定期点検などを行ってくれるメリットを踏まえると
快適な自立生活を送る為にも積極的に利用するべきサービスと言えるでしょう。

福祉用具貸与のサービスを利用する方法

福祉用具貸与のサービスを利用するには以下の4つのステップが必要です。

 

1. 担当のケアマネジャーに相談する

まずは担当のケアマネジャーに福祉用具貸与を希望する旨を相談しましょう。
ケアマネジャーが利用者本人やその家族と面会を行い、環境や状況などの情報取集を行います。

 

2. 福祉用具の貸与を受ける事業者の選定を行う

ケアマネジャーに相談後、ケアプラン内容に福祉用具貸与を位置付けたのちに
ケアマネジャーと一緒に福祉用具貸与をお願いする事業者を選びます。

 

3. 利用者にあった用具の選定を行う

事業者を決めたのちにケアマネジャーが自宅へ訪問して
どの用具が利用者に合っているのかの選定を行います。

 

4. 契約後、貸与開始

貸与する用具が決まり、契約したら晴れて福祉用具貸与開始です。
貸与が開始された後も専門の相談員が定期的に訪問してアフターサービスを行ってくれるので安心です。

 

この4つのステップを踏むことで福祉用具貸与が初めての方でも
気軽に用具を借りることができます。
各ステップで不明点などがあれば担当のケアマネジャーに気軽に相談してみましょう。

福祉用具貸与のサービスをうまく利用して負担の無い生活を送ろう

福祉用具貸与には介護度や費用の制限はありますが、上手く利用することで
利用者にとっても自立した生活を目指すきっかけになります。
また、利用者をサポートする家族にとっての負担軽減にもつながるので積極的に利用することをおすすめします。
もし分からないことがあった場合でも担当のケアマネジャーに相談することで
解決に導いてくれますよ。

介護や介助が必要で自宅での生活を考えている人は是非
福祉用具貸与のサービスの利用を検討してみてください。

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