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2023.06.30

高齢者の熱中症に注意!脱水症にならないための対策も紹介

これからどんどん暑くなって熱中症にかかる高齢者が増えていくことが予想されます。
また、高齢者は特に脱水症になりやすいと言われており、熱中症との併発も懸念されています。
これらは高齢者本人に自覚がないまま進行する恐れもある症状でもあります。
もしかしたら皆さんの近くで過ごしている高齢者にもこれらの危険が忍び寄っているかもしれません。

そこで今回は高齢者がこれからの季節特に気をつけなければいけない熱中症と脱水症について解説していきます。

高齢者が熱中症や脱水症にかかりやすいワケ

高齢者は若いころと比べて皮膚で温度を感じづらくなる傾向にあります。
その為、若いころ暑がりだった人も年齢を重ねるとその暑さを感じなくなることもしばしば。
皮膚で温度を感じづらくなると体温を調節する機能も低下するため、これにより身体に熱がたまって熱中症を起こしやすくなるとされています。

また、人間は高齢になるにつれて喉の渇きを感じづらくなります。
そうすると飲み物を飲む頻度やタイミングが減り、季節を問わず脱水症状を引き起こしやすくなるのです。
一日を振り返って「あれ?今日これしか飲み物飲んでいなかったっけ?」という日が増えてきたら脱水症を気にしたほうが良いかもしれません。

熱中症や脱水症は日ごろの心掛けから予防できる

先程ご説明した通り、高齢者は特に熱中症や脱水症になりやすい傾向にあります。
これらの発症を防ぐためには日頃から小さなことを心がけることが大切です。

熱中症予防におすすめなのは1日に最低1回行う汗をかく運動です。
若いころと同様に高齢になっても習慣的に体を動かすことで体温調節の機能低下を緩やかにすることができます。
スポーツまでは難しくともウォーキングやジョギングで日常的に汗をかくと良いでしょう。
また、これに加えて運動の後30分以内にタンパク質と糖質を含んだ食品を摂取することで
身体の中の血液量が増えて体内に溜まった夏を外に逃がしてくれる効果が期待できます。

脱水症には定期的な水の摂取が必要不可欠です。
1日に大体1リットルから1.5リットルの水が必要とされていますが、この量を一気に摂取することは難しいです。
そのため、毎日水を摂る時間を決めて大体7回に分けて定期的に水を飲むような習慣をつけましょう。
普段目に見えるところにチェック用紙を用意しておいて毎回飲むたびにチェックするようにすると
飲み忘れを最低限防ぐこともできますし、もし飲み忘れた場合も一目で分かります。
目盛りのある水筒を使ってみるのも良いと思います。

熱中症・脱水症を防ぐために心がけたいこと

先程ご紹介したもののほかにも熱中症にならないために気を付けたいことはいくつかあります。

まずは自分が普段過ごしている部屋の気温や湿度を把握することです。
年齢を重ねると中々皮膚感覚では暑いのか寒いのか分からなくなってしまいます。
そのため部屋に温湿度計を設置して数字で部屋の温度や湿度を把握できるようにしましょう。
室温の目安は28度以下、湿度の目安は50%から60%なので
これを維持できるようにエアコンや扇風機、換気をするようにしましょう。

お風呂に入るときは前後に水分補給を忘れないようにしましょう。
汗をかくと水分が失われるので脱水症になってしまう恐れがあります。
前後に必ず水を摂って長風呂しすぎないように注意が必要です。

また、寝ている間に熱中症を発症する人も多いです。
お風呂と同様に就寝前と起床後に水分補給をするようにしましょう。
また、「寝るときのエアコンはよくない」という認識を持っている人もいますが
それはあくまで身体に直接エアコンの風を当てたりするとよくない、という話です。
睡眠中に部屋の温度が上がるのを避けるためにも弱い風やタイマーなどでエアコンを活用するようにしましょう。

さらに、部屋を出て外出する際は服装がとても重要です。
黒い色の服は夏を吸収する性質があるので避け、出来るだけ明るい色の服を着るようにしましょう。
身体にフィットした服は汗をかきやすいため、ゆったりとした服がおすすめです。
それにプラスして日傘を持つようにすると日差しをシャットダウンできるのでより効果的と言えるでしょう。
夏場のマスクは熱中症のリスクを急激に上げるので
屋外や人との距離が保てる場所では積極的に外すようにしてくださいね。

熱中症や脱水症は周囲の人も気にかけるべき

本人がいくら気にかけていたとしても自覚症状がないまま
熱中症や脱水症が進行している可能性もあります。
普段高齢者の近くで過ごしている人は率先して対象や具合、過ごしている環境に気を配ってあげることが大切です。

もし周りの高齢者に熱中症の疑いがある場合は風通しの良い場所や涼しい場所に移動させて
扇風機やうちわで涼しい風を送ったり、濡れたタオルを当てたりしてあげましょう。
もし症状が回復しないようであれば早急に医療機関を受診するようにしてください。

ひとりでも多くの熱中症患者や脱水症患者を減らすためにも
周囲も協力的に行動して勤めていきましょう。

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