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2022.10.28

高齢者の杖の選び方はなにが大切?杖の種類や使用上の注意を解説

高齢になって毎日の生活に欠かせなくなる人も多い杖ですが、一言に杖と言ってもさまざまな種類があり、使う上での注意点も存在します。
杖は単に歩ければよい、というものではありません。それぞれの身体の状態や使い方によって自分に合う杖を見つける必要があります。

そこで今回は杖の種類や選び方、さらには使う上での注意点をご紹介していきます。

高齢者が使う杖の役割とは?どのような効果を発揮してくれる?

高齢者が使う杖ですが、歩くのを手助けしてくれるのは勿論のこと他にもさまざまな役割が存在し、効果を発揮してくれます。

高齢者の杖の役割 ① 歩行の補助

人間が年齢を重ねるとともに低下していく身体機能の中でも特に足腰の筋肉は大きく変化するとされています。
中には一人での歩行が困難になってしまう人もいるでしょう。
そんな中で杖は足腰の筋肉が衰えた高齢者の一人での歩行に大きな効果を発揮してくれます。
杖に体重がかかるようになるので足腰への負担を最小限に抑えてくれるのです。

また、杖を使うことで身体のふらつきや転倒も防止することができるので、
転ぶのを懸念して外出を控えている高齢者の大きな味方になってくれます。

高齢者の杖の役割 ② 障害物を避けることができる

高齢者は歩行の際に足元にある段差や障害物に気が付くことができない場面も多くあります。
足元の不注意は転倒や衝突など大きな事故につながる可能性もあるので危険です。
ですが杖を使うことによってその杖で障害物を見つけることができるようになります。
杖があることによって怪我やトラブル防止につなげることができるのです。

高齢者の杖の役割 ③ 不安がなくなる

足腰が弱くなってしまった高齢者は一人での歩行に不安や恐怖をかんじやすくなります。
これによる家から出る機会が減り閉じこもりがちになり、最悪の場合社会とのかかわりがなくなって孤独死ということにもなりかねません。
ですが杖があることによって「杖があるから大丈夫」という安心感につなげることができ、気兼ねなく外に出かけることができるようになります。
気持ちの面でも杖は高齢者にとって大きな存在になってくれるのです。

高齢者が使う杖にはどんな種類がある?それぞれの特徴は?

杖には大きく分けて5つの種類があり、高齢者の身体の調子や使い方によって選び方も異なります。
特徴をとらえて自分に合う杖を選ぶようにしましょう。

高齢者の杖 ① ロフストランドクラッチ

ロフストランドクラッチは杖の上部にある「カフ」という部分に腕を通すのが特徴です。
安定感がありかつサポート力も高いので体重を支えることにとても長けています。
カフが付いていることで持ち手を強く握れない人でも使いやすい杖なので、身体の麻痺に悩んでいる方にも向いています。

カフはU字とO字の二種類があるので、自分の身体の状態や使い勝手に合わせる選び方が◎です。

高齢者の杖 ② 多脚杖

多脚杖はその名の通り脚の多い杖で、3点もしくは4点で地面に接する杖を指します。
地面と接する部分が多い分他の杖よりも安定性に長けていますが段差ではバランスを崩す可能性もあって不向きな為、
杖を使うシチュエーションに合わせた選び方が重要になります。

高齢者の杖 ③ 伸縮杖

伸縮杖は自分の使い勝手が良い長さに調節ができる杖で、杖を初めて使う方でも問題なく使いやすいのが特徴です。
数ある杖の中でも最もポピュラーもので、素材には色々な種類があります。
アルミ製やカーボン製などさまざまなので自分の好みに合わせた選び方をすると良いでしょう。

高齢者の杖 ④折り畳み杖

折り畳み杖は伸縮杖を小さいサイズにして持ち歩くことができる杖で、常時使用するのではなく持ち運んで必要な際に取り出したい人に向いています。
軽い仕様で作られているものが多いので持ち運ぶ際にも負担にならないのが特徴です。

高齢者の杖 ⑤ 松葉杖

松葉杖はグリップと脇当てが付いている杖で怪我をしたときによく用いられます。
サイズが比較的大きめなので持ち運びには適していませんがしっかりとした安定感があり体が大きい方でも安心して使用することができます。
怪我をしたときに使うイメージがとても強いですが、怪我をしていない人でも使用して問題ありません。

高齢者が使うと絵はどのような選び方をすれば良い?

手を選ぶ際に最も重要なのは杖の「長さ」です。
それぞれの身体のサイズに合わせた選び方をすることによって高齢者が負担なく長く杖を使うことができます。もちろん怪我のリスクも減らすことができます。

自分に合う杖の選び方は、杖を持った同じ側の足先20センチくらいのところに杖の先を置いた際のひじの角度が30度から40度になっているかどうかです。
大体自分の身長を半分に割って数の+2センチから3センチほどが理想と言えるでしょう。

あとは杖を持った際の高齢者自身のグリップの握りやすさやデザインなども考慮して選ぶとより長く使えると思います。

正しい杖の選び方で高齢者の日常生活の負担を最小限に減らそう

杖の選び方は高齢者が今後日常生活を問題なく送る上でとても重要になります。
もちろん高齢者本人の好みが第一ですが、それお以外にも紹介した内容を参考にして間違いのない杖選びを行いましょう。
杖を自分に合うものにするだけでも日常生活の送りやすさが大きく変わってきますよ。

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