人材不足が叫ばれている介護業界ですが、事業所の種類によっては数が増え続けているところもあります。
新たに介護施設を開設するうえで必要不可欠なのが「オープニングスタッフ」。中にはオープニングスタッフに良い印象を持っていない人もいるようですが、
オープニングスタッフとして働くのにはさまざまなメリットが存在します。
また、同時にオープニングスタッフとして働くことに向いている人と向いていない人がいるのもたしかです。
そこで今回は介護施設のオープニングスタッフとして働くメリットや、働くうえで向いている人を解説していきます。
もくじ
介護サービスごとに事業所の数はこんなにも違う | 介護サービス別全国事業所数
居宅サービスや地域密着型サービス、介護保険施設サービスなどのサービス内容によって事業所の数は大きく異なり、
年々事業所を増やしているサービスもあれば減ってきているサービスもあります。
以下はほんの一例ですが、令和2年と令和元年との事業所数の推移です。
令和2年 令和元年
35,075 34,825(↑250) 訪問介護
24,087 24,035(↑52) 通所介護
11,668 11,566(↑102) 短期入所生活介護
5,454 5,328(↑126) 特定施設入居者生活介護
13,977 13,760(↑105) 認知症対応型共同生活介護
8,306 8,234(↑72) 介護老人福祉施設
4,304 4,337(↓33) 介護老人保健施設
536 245(↑291) 介護医療院
今回挙げた介護サービスはそのほとんどが1年のうちに数が増加しています。
これだけの数が増ええているということはそれに比例してオープニングスタッフの求人数も増えているということです。
オープニングスタッフとして介護施設で働くメリットとは
オープニングスタッフとして働くメリット ① 綺麗で新しい施設で働くことができる
オープニングスタッフは新しく開設された施設で働くことを目的としているので、施設自体がとてもきれいです。
それに加えて設備や備品なども新しいものを使うことができるので綺麗な環境で働くことができるのもオープニングスタッフとして介護施設で働くメリットと言えます。
さらには最新の機器が導入されていることもあるので、この最新機器を最初に使うことができるのもオープニングスタッフの特権です。
オープニングスタッフとして働くメリット ② フラットな人間関係から始められる
オープニングスタッフは皆同じタイミングで働き始めるので、既存の施設で問題視されやすい上下関係や派閥などによる人間関係の問題がなく、
一から関係を構築することができます。
皆が同期という形になるので業種の垣根を越えてのコミュニケーションも取りやすいのもメリットです。
オープニングスタッフとして働くメリット ③ 自分たちで1からルールやマニュアルを作ることができる
基本的なルールは予め作られているところもありますが、新しく開設された介護施設では細かいルール決めやマニュアルは自分たちで行うことができます。
その為、既存の古いしきたりなどに縛られることなく皆で意見を出し合って決めていくことできるのも良い点です。
オープニングスタッフとして働くメリット ④ 好条件で働くことができる
オープニングスタッフは基本的に短い期間でスタッフを集めているので、既存の施設と比べて良い条件で人材募集をしていることが多いです。
また、条件面以外でも急な事態に備えるために採用枠を広げていることも多いので採用される可能性も高くなっています。
オープニングスタッフとして介護施設で働くデメリットとは
オープニングスタッフとして働くうえでのデメリット ① 忙しい時期が続くことがある
新しい介護施設はスタッフの全員がまだその職場での業務に慣れていません。その為しばらくの間は忙しい日々が続くと予想されます。
ある程度の時間が経てば少しずつ皆業務に慣れてくると思いますが、しばらくの間は辛抱が必要だと思います。
オープニングスタッフとして働くうえでのデメリット ② 細かいルールが作られていない
先程メリットでも挙げた内容でもありますが、「予め決められたルールに沿ってきちっと働きたい」という方にとっては
自分たちで問題解決やルールの確立をしなければいけないので負担に感じることもあるでしょう。
オープニングスタッフとして働くうえでのデメリット ③ スタッフが足りない中で働く可能性がある
新しい介護施設は短い期間で採用募集を行う為、場合によってはスタッフが足りないまま施設が開設してしまう可能性があります。
そうなると一定期間は介護の業務以外にも事務業務や採用活動の応援などほかの仕事も兼任しなければいけなくなることもあるでしょう。
介護施設でオープニングスタッフとして働くひとはどんな人が向いている?向いている人の特徴とは
新しい介護施設で働くうえでは経験以上に大切なことがあります。
オープンから一定の期間は忙しい毎日になることが予想されます。
まだルールやマニュアルも確立されていない中で手探りの業務になることもあるでしょう。
だからこそオープニングスタッフとして働く人には自ら率先して動くことができる行動力や臨機応変な対応ができる柔軟性がある人が求められます。
さらには忙しい毎日の中にも楽しみややりがいを感じることができる人であればより一層オープニングスタッフに向いていると言えるでしょう。
受け身の姿勢ではなく常に自ら行動できる人はぜひオープニングスタッフに応募して自分の強みを生かしてほしいです。
介護施設のオープニングスタッフはやりがい大の仕事 | 是非この機会にチャレンジしてみよう
オープニングスタッフとして介護施設で働くことは既存の施設で働くよりも大変と感じることも多いかもしれません。
ですがその分やりがいや楽しみを感じられる場面も多いと思うので
この記事を見て「チャレンジしてみたい!」と感じた方は是非オープニングスタッフの求人に応募してみてください。