1. 介護施設の口コミ・評判なら介護の評判
  2. 介護に関するコラム
  3. お役立ち情報

2022.12.19

介護難民はなぜ増える?介護難民が増える理由、日本の現状とは

介護サービスを受けることができずに困っている人、いわゆる「介護難民」が今日本中で増加しています。
今介護を受けていない人でも将来十分な介護サービスをうけることができるのか不安な人もいるはずです。

そこで今回はなぜ日本で介護難民が増えているのか、その現状について解説していきます。

介護難民とはどんな人を指す?日本には現状どのくらいの介護難民がいる?

介護難民とは、その名の通り介護を必要とする障がい者や高齢者のうち、施設や病院、さらには家でも適した介護を受けられていない人を指します。

年々介護難民の数は増えてきており、介護難民になってしまうことでその家族や親戚が家での介護を余儀なくされます。
これにより、介護を理由に離職せざる負えなくなり、経済的な困窮を生んでしまうケースも考えられるのです。

このまま増加が進むと2025年を目安に介護難民の数は全国に43万人もの人数になると予想されており、国や自治体の早急な対応が求められています。

介護難民はなぜ増えた?理由はベビーブームと介護職員の人材不足

1947年から2年程続いた第一次ベビーブームの際に誕生した約800万人もの人が今高齢者になっており、
それと同時に介護を必要とする人数が増えたことが介護難民の現状を生み出しています。

高齢者の増加に反して介護職員の人手不足や施設や病院の不足によってすべての高齢者が適切な介護を受けられていない現状が続いています。
日本全国の介護施設の内、半数以上が職員不足に悩まされているという結果も。

高齢者の増加と介護職員の人手不足によって介護難民の増加が今日まで続いているのです。

介護難民は日本に均一で発生しているわけではない | なぜ東京やその一帯に介護難民が集中している?

実は介護難民というのは日本全国に同じくらいの人数で広がっているわけではありません。
介護難民というのは主に東京都中心とした一都六県に集中しています。
そのため、地方にも多く介護難民が存在しているわけではないのです。

なぜ一都六県に介護難民が集まっているか、その理由は高度経済成長の際に起こった大量の移住です。
その当時の人々は高度経済成長の時代にその波に乗って東京を中心とする一都六県に一気に移り住みました。
これにより地方と一都六県では大幅な人口格差が発生し、結果現状の関東近郊への介護難民集中につながっているのです。

現状の介護難民化を避けたい!自分の家族を介護難民にさせないためにできることとは

これからの時代、さらに介護難民の問題は大きくなっていくと予想されますが、そんな中でも介護難民にならない為に今からできることはいくつかあります。

  • 在宅介護の選択

介護施設は満床の所も多く、中々すぐに施設入所できないこともあります。
その際は家族や親族と協力して在宅介護という選択をとるのも方法の一つです。
ですが在宅介護も人によっては耐え切れずに介護鬱や虐待などを引き起こしてしまう可能性もあります。
それを避けるためにもは訪問介護や通いのデイサービスなどをうまく活用し、少しでも自分の負担を減らしてストレスの少ない介護を行うようにしましょう。

  • 地方移住

一都六県は特に介護施設の空きが少ないという現状があります。
それでも高齢者が「介護施設に入りたい」と希望した場合は地方に移住して入居できる施設を探すのがおすすめです。
都心部より介護施設の空きが多い傾向にあるのに加えて費用も抑え目なことが多いので、比較的負担を少なくして介護施設に入居することができます。

  • 老後に向けた貯金

介護施設やその他の介護サービスも予算が少ないほど選べる選択肢は少なくなっていきます。
いざ介護が必要となった際により選択肢を増やせるようにするためにも日頃からある程度の貯金をする習慣をつけておくことが重要です。

  • 介護に関する情報収集をしておく

持っている情報が少ないといざ介護が必要になった際になにをすればよいのか、どこに行けばサービスを受けることができるのか分かりません。
万が一突然介護が必要になった時にも今のうちから備えてある程度の介護の情報を収集しておくことをおすすめします。

絶対に介護施設に入りたい!入居待ちを回避できる3つの方法

介護施設への入居を希望しても満床や介護職員の人手不足ですぐに施設に入れないこともあります。
入居を待てる状態であれば問題ありませんが、もしできるだけ早い入所が必要になった際は以下のことを実践して入居待ちを回避しましょう。

  • 入りたい施設の系列病院や系列サービスを利用する

介護施設は基本的に他の施設や病院、介護サービスと系列となって運営していることが多いです。
例えば、特別養護老人ホームを運営している大元の病院に通院して、かつ在宅介護を受けている人に関しては、
その病院から特養に情報が共有されることがほとんどです。
そうすることで特養に空きが出た際にすぐに情報を入手しやすかったり、入居審査で配慮されたりすることがあるので
自分が希望する介護施設の系列である病院やサービスを利用するのも一つの手です。

  • 新しく出来た施設を選ぶ

新設の施設は、施設の開設に合わせて入居者の募集を行う為、他の施設と比べて審査が通りやすく、応募がしやすいです。
実績がない部分が不安と感じる方もいらっしゃいますが、施設内での人間関係も一から構築できるので人間関係に悩まされる心配も少なくおすすめです。

  • 民間施設の利用

特別養護老人ホームなどの公的施設と比べて民間の施設は入居待ちが少ないのが特徴です。
費用が抑え目なところも多いので選択肢の一つにいれておくと良いでしょう。

介護難民にならない為にも今から対策や準備を行っていざという時に備えよう

介護が必要になるときは突然訪れます。
その時にどうしよう、準備しておけばよかったとならない為にも今の内から対策や準備を行い、自分が介護難民にならないように心がけておきましょう。

今なら会員登録でAmazonギフト券プレゼント!

会員登録はこちら