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2023.03.30

緑内障と白内障の違いとは | 緑内障と白内障のそれぞれの症状や治療法について解説

目の病気で代表的な「緑内障」と「白内障」。
どちらも似たような名前ではありますが、これらは全くことなる病気で
症状や治療法も大きな違いがあります。
また、回復するか否かも変わってくるので予め理解しておく必要があります。

そこで今回は眼の代表的な病気である緑内障と白内障の違いについて、それぞれの主な症状や治療法をあげて解説していきます。

緑内障と白内障の違い | 白内障の症状・種類

白内障は通常は透明な色をしている「水晶体」という目の部分が濁ることで引き起こされる病気です。
白内障を発症することによってものがかすんで見えたり、ぼやけて見えたりするようになります。
これにより、外から取り込んだ光を集めてカメラのレンズのようにピントを合わせる働きをする水晶体の働きが衰えてしまうのです。

その原因として代表的なものが「加齢」です。
白内障には主に以下の種類があげられます。

  • 老人性白内障
  • 若年性白内障
  • 先天性白内障
  • アトピー性白内障
  • 糖尿病白内障
  • 外傷性白内障
  • 併発白内障
  • 薬剤を原因とする白内障

これらの種類の中でも最も多いのが老人性白内障で、白内障を患っている人の約85%が65歳以上の高齢者なのです。
また、80歳以上になるとほとんどの人が白内障を発症すると言われており
まさに白内障は人間の宿命と言っても過言ではありません。

緑内障と白内障の違い | 白内障の治療法

白内障の治療方法として、軽度の場合はまず初めに点眼薬を使った治療を行います。
ですが白内障で濁ってしまった水晶体はもとに戻すことができないので、あくまで白内障の進行を遅らせるための手段になります。

白内障の進行が進み、日常生活に支障をきたすほどにまで深刻化してしまった場合は手術を行う必要があります。
手術で白く濁ってしまった水晶体を取り除いて、その~理に人工の眼内レンズを入れることで白内障は完治します。
“手術”と聞くと大規模なものではないかと不安になりますが、基本的には30分もかからない日帰り手術のため身体への負担も少ないです。

緑内障と白内障の違い | 白内障の予防方法

白内障の原因が外的なものの場合、日頃から以下の項目を意識することで白内障の発症を防ぐことができます。

目の紫外線対策

日頃から肌や髪の紫外線対策をしている人は多いですが、目の紫外線によって影響を受けています。
日常的にサングラスや帽子を着用して目が紫外線の影響を受けないように心がけましょう。

喫煙習慣をなくす

身体にさまざまな悪影響を及ぼすと言われている喫煙ですが、これは目も例外ではありません。
喫煙は白内障を引き起こすリスクを高めると言われている為、白内障を予防するためには喫煙を控える必要があります。

糖尿病の対策をする

糖尿病を発症は白内障を引き起こす原因のひとつです。
食事や運動などの生活習慣の見直しを行い、糖尿病対策をすることで同時に白内障の予防をすることができます。

抗酸化作用のあるものを積極的に摂取する

白内障は水晶体が含むたんぱく質が酸化することで引き起こされる病気です。
たんぱく質の酸化を防ぐためにビタミンCやルテイン、ゼアキサンチン、ベータカロテンなどの抗酸化作用のある栄養素を含む食品やサプリメントを摂取することで
白内障を予防することができます。

緑内障と白内障の違い | 緑内障の症状・種類

緑内障は目の眼圧の上昇によって視神経が圧迫されて障害が起こることで発症する病気で、
視神経が元々弱い人はたとえ眼圧が正常範囲内だったとしても発症する可能性があります。

視野が狭くなって欠けてしまったりする病気で、自覚症状が出た時には既に症状が進行していることが多いのが特徴です。
中には気付いたときには末期症状にまで進んでしまっていることも多く、治療が遅れると失明の可能性も高まるとても怖い病気なのです。

眼圧の上昇により目に激しい痛みを感じたり頭痛、嘔吐の症状などを引き起したりする恐れもあるので
早めの治療が求められています。

緑内障と白内障の違い | 緑内障の治療法

まず前提として緑内障は完治させることができません。
進行させないための治療として点眼薬を使用した治療と手術による治療のどちらかを行う必要があります。

点眼薬を使用した治療では。眼圧を低下させる効果のある点眼薬を使用します。
手術ではレーザーやメスでの切開を行って眼圧を低い位置で調整します。
どちらにせよ緑内障を完治させることはできないので、眼圧の調整は一生涯行う必要があります。

緑内障と白内障の違い | 緑内障の予防方法

緑内障の原因は眼圧が上昇することだけでなく、目の血流が滞っていたり
普段から目を酷使している人に起こりやすいとされています。
緑内障を引き起こさないためにも以下の項目に気を付ける必要があります。

目を定期的に休める

特にパソコンやスマホの作業が多い人は定期的に目を休める時間を設けることが必要です。
目を酷使しすぎると疲労がたまりやすくなるので注意しましょう。

運動の習慣をつける

目の血流を整えるためにも運動の習慣をつけることは重要です。
ウォーキングやジョギングなど始めやすいものから生活に取り入れましょう。

十分な睡眠をとる

睡眠不足は眼精疲労回復の妨げになります。
しっかりと睡眠の時間を確保して疲れた目を回復させてあげることが必要です。
ホットアイマスクを使って目周りの血流を良くしてあげるのもおすすめです。

緑内障と白内障の違いを理解して、定期的に検診に行くことを心がけよう

上記のように緑内障と白内障とでは症状や治療法に違いがあります。
緑内障と白内障の違いを今のうちに理解をしておくことで、初期症状が出た時に早い段階で気づける可能性が高まります。

ですが、緑内障も白内障も治療薬はありません。
白内障は外科手術を行うことで回復が見込めますが、薬で根本的治療をすることはできません。
緑内障も基本的に症状の進行を遅らせる「対症療法」が中心です。
どちらも自覚症状が出づらい病気の為、定期的に眼科で検診を受けて早期発見に努めましょう。

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