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2023.01.31

終活でやることリスト7項目 | 悔いのない最期にしないために今からできること

みなさんは終活を意識したことはありますか?
名前は聞いたことがあってもまだ自分には程遠い話と思って聞き流している人も多いはず。
ですが今のうちに終活でやることリストを覚えておくと、いざという時に何からすればよいか戸惑わずに済みます。

そこで今回は終活で行うべきやることリストをご紹介します。

終活とはなに?どのタイミングでやることリストを始めたらいい?

終活とはその名の通り「終わりの為の活動」の略で、人生の終わりに向けて行う活動のことを指します。
人の死にはさまざまなことが伴います。例えば保険、お墓、葬儀、葬式、財産など。
これらの手続を自分が亡くなった後に家族などの周囲の人たちが滞りなく行えるようにするためにも終活は取り組んでおくべき重要な活動なのです。

ですが、終活は他者の為という意味合い以上に大切なことがあります、それは「自分が今をよりよく生きる為」です。
終活を行うことによって自分自身の人生を改めて見つめ直すことができます。
終活を行うことによって客観的に自分の人生を振り返ることができ、事前に今後の不安を解消しておくことで、来たる人生の最期に向けての道筋を作ることができるのです。
自分と自分の周りにいる他者、両方の側面において終活はとても重要な活動なのです。

また、終活を始めるべきタイミングはズバリ「終活に興味を持ったタイミング」です。
人によってそのタイミングはさまざまですが、主に退職や還暦、体調の変化などをきっかけに終活に興味を持ち始める人が多いようです。

終活を始めるにおいて早すぎるということはないので、後回しにしてギリギリで追われて始めるのではなく、
ふと頭によぎったタイミングでやることリストをスタートさせてみるのが良いと思います。

終活で行うべきやることリスト7項目

終活のやることリスト ① エンディングノートの作成

エンディングノートとは、人生の最後に備えて自分の希望を予め書き留めておくノートのことです。
法的効力がある遺言書とは違い、特に正式な書き方などは決まっておらず、
亡くなった後も自由に他者が開封して読むことができるので自分のことについて自由に書くことができます。
例えば、以下のような項目があります。

  • 本人の情報

名前や生年月日、血液型、住所、本籍、マイナンバー、住民票コード

  • 自分の歴史

学歴や職歴、結婚記念日、出産日、マイホームの購入日、職場での活躍、各年代における思い出のエピソードや場所、趣味、特技

  • 人間関係

家族、兄弟、姉妹、親戚、家系図、友人、知人、恩人、法的関係の相談者

  • 財産

預貯金、口座情報、各料金の自動引き落とし情報、クレジットカード情報、加入している保険、年金番号
保有している不動産や株式、金融資産、有価証券、ローン、借入、貸金、骨董品

  • 医療や介護について

希望する病院や介護サービス、後見人、延命措置や臓器提供の希望

  • 葬儀や葬式について

喪主の希望、宗派や宗教、戒名や法名、葬儀会場や葬儀業者の希望、遺影写真、参列を希望する人のリスト

  • お墓について

希望墓地、埋葬の方法、墓地の継承者、手入れや供え物

  • 遺言書について

遺言書の有無、遺産分割の概要、相続人リスト、相続するものの保管場所リスト

これらをエンディングノートに記し、いつでも見返せる状態にしておくことで亡くなった後も周囲の人が確認することができます。

終活のやることリスト ② 自己資産の見直し

自分が保有している資産を一度見直しましょう。
どのくらいあるかを改めて確認し、余裕があればこれから残りの人生を豊かにする投資に回したり、
逆に資金に余裕がないことが分かった場合は今加入している保険を見直してみたり、持っているものの売却を検討してみたりすると
新たな人生の発見ができるかもしれません。

終活のやることリスト ③ 遺言書の作成

遺言書は法的効力があり、遺産相続を円滑に行うことができる効力を持っています。
遺言書がないと残された家族が相続などの問題でトラブルを起こしてしまう可能性もあるので、
特にこだわりがないのであれば遺言書は作っておくべきものであるといえるでしょう。
また、遺言書は手書きのもの以外にも以下のものは認めらません。

  • 押印がない
  • 日付の記載がない
  • 署名がない
  • 他者が書いた
  • 2人以上で共同で書いた
  • 財産内容が不明確
  • 公証人が2人以上いない状態での作成
  • 公証人に口頭での説明がない中での作成

上記に該当しないよう、遺言書を作成する際には気を付けて行いましょう。

終活のやることリスト ④ 身の回りのモノの整理

家族などの周囲の人が最も困るとされているのが遺品整理です。
本人が大切に思っているものであっても、残された人から見ると片付けが大変で困るということもあります。
特にモノが多い人は早いうちから断捨離を行って、できるだけモノを減らすようにしましょう。

また、実在するもの以外にもデータなどのデジタル終活も忘れないようにしましょう。
PCやスマホに保存している個人情報や写真、動画、クレジットカード情報など現代において実在するもの以外にも生前に整理するものは存在します。
保有しているデータの内、家族などの他者に残したいものがあれば予めそれらをひとつにまとめておき、保管している場所を伝えておきましょう。

終活のやることリスト ⑤ 葬儀や葬式の準備・予約

葬儀は生前予約をすることが可能です。
予め葬儀に関する希望や要望があるのであれば自分が生きているうちに予約を行うことで納得するものを行うことができるほか、
残された家族の負担を軽減することができます。

終活のやることリスト ⑥ お墓の準備

昨今お墓はいらないと考える人も増えてきていますが、もしお墓に関する希望がある方は
お墓の種類や宗派、環境などをまとめておくと負担を最小限に抑えることができます。
また、亡くなった際に預金が凍結されてしまう可能性もあるので、当座の出費に予め備えてある程度の現金を用意しておくことも必要かもしれません。

終活のやることリスト ⑦ 人間関係の整理

残りの人生を謳歌するうえでも、不要な人間関係をこの終活を機に切り離しましょう。
今まで人間関係に苦しんでいた人も最期を気持ちよく迎える上で、周囲の人によって不快になる必要はありません。
自分の人生置いてマイナスに作用しそうな人とは思い切って離れて人間関係の整理をすると良いでしょう。

終活のやることリストを行って自分も周囲も不安のない最期を迎えよう

終活は人生を全うする自分にとっても、残される家族にとってもとても大切な活動です。
終活に早すぎるということは絶対にないので、思い立ったそのタイミングに是非終活のやることリストを参考にしてひとつひとつ進めてみるのをおすすめします。
自分の人生を改めてしっかりと見つめ直すきっかけにもなる終活はぜひ一人一人積極的に行っていただきたいです。

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