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2021.03.29

在宅介護において必要なものは?必要な 3つの事前準備を解説

「在宅介護にはなにが必要なのか?なにを準備するべきなのか?」
これから始まる在宅介護に不安を感じている人は多いのではないでしょうか。

今回はそんな悩みを抱える方々に、在宅介護を始める前の準備、在宅介護に必要なものについて詳しくお話します。
事前準備はご高齢者の健康に大きく関わるため、準備万端にしておきましょう。

在宅介護を始める前の事前準備3つ

介護保険の申請

在宅介護を始める前に介護保険の申請をしましょう。

在宅介護は自分ひとりで全て介助するわけではなく、介護サービスを使うこともあります。
介護保険の申請をしておけば介護サービスの自己負担額を抑えられるのです。

介護保険の申請は各自治体の「介護保険の窓口」か、「地域包括支援センサー」から行えます。
申請してから1ヶ月ほど時間がかかるので早めに申請しましょう。

自宅環境の確認

介護をしやすいかどうか、以下のような自宅環境が整っているか確認をしておく必要があります。

  • 段差の有無
  • 手すりやスロープ
  • トイレまでの距離
  • 浴室のヒーター

自宅環境はご高齢者の要介護状態に左右されるでしょう。
もし適していないようでしたら、リフォームや設備の変更を行ってください。
ご高齢者の健康に影響するため十分に自宅環境を確認しておきましょう。

ご家族との話し合い

在宅介護を始める前に、ご家族との話し合いをしておきましょう。

自宅環境や設備はもちろん大事ですが、精神的な不安を取り除くのも非常に大切です。
これからどんな介助をしていくのか、されるのか。
介護する側とされる側の双方でしっかりと話し合い、在宅介護に対しての不安を解消しましょう。

話し合いせずに介護を始めるとトラブルに発展しかねません。
ご家族同士で話し合って安全な在宅介護を始めていきましょう。

在宅介護で必要なもの|入浴・食事・移動

在宅介護では、ご家族の要介護度によって必要なものが異なります。
その為、認知機能や身体機能が低下すればその分必要なものが増えていくので注意が必要です。
介護を始める前に抜かりなくチェックしましょう。

  1. 入浴介助で必要なもの
  2. 食事介助で必要なもの
  3. 移動するのに必要なもの

それぞれ順番に見ていきます。

入浴介助で必要なもの

入浴介助は床が滑りやすく怪我の原因になります。
ご高齢者のリスクが高まるため、しっかりと準備しておきましょう。

  • シャワーチェア
  • 転倒防止マット
  • 水を弾く介護用エプロン
  • 風呂用スリッパ
  • ゴム手袋
  • タオル
  • 着替え
  • おむつ
  • 石鹸やシャンプー
  • 保湿剤

食事介助で必要なもの

食事介助は用意するもの自体は少ないです。
しかし、そのご高齢者にあった適切な食事形態を提供しなければなりません。
誤嚥の原因になるので気をつけましょう。

  • 食事介助用スプーン
  • 食事介助用フォーク
  • その人に合った食事
  • その人に合った飲み物
  • その人に合った薬

食事形態の種類についてはこちらを参考ください。
→『最適な食事形態の選び方!嚥下能力に合わせた4種類を解説』

移動するのに必要なもの

歩行にフラつきがなければ何も必要ありません。
しかし、少しでも安定しない場合は何かしらの介護用品を準備しましょう。
以下のようなものからその方に適した介護用品を選ぶと良いでしょう。

  • 歩行器
  • 車椅子

歩行中に転んで大怪我をするケースが後を絶ちません。
十分に予防しましょう。

そのほか在宅介護で事前に確認すべき3つのこと

かかりつけ医からの指導は受けているか

かかりつけ医からの指導があれば、より安全に在宅介護を行えます。
なにか持病があったとしても適切な対処をでき、薬の処方などもスムーズでしょう。
かかりつけ医にすぐ相談できるなら心の支えになるはずです。

ケアマネジャーと相談しているか

介護サービスを安心して使うには、ケアマネジャーが必要です。
事前にケアマネジャーに相談しておけばより円滑に手続き等が進みます。
介護サービスだけでなく普段の介助についても相談できるため、事前に良いケアマネジャーを見つけておきましょう。

緊急入院の受け入れ先は確認しているか

在宅介護では何が起こるかわかりません。
緊急時に連絡がすぐできるよう、緊急入院の受け入れ先を確認しておきましょう。
普段の介護を安心しておこなうためにも事前準備は万全にすべきです。

まとめ|在宅介護は自分ひとりで背負わなくていい


本記事では、在宅介護を始める前の事前準備、在宅介護で必要なものについてご紹介してまいりました。

在宅介護は自分ひとりですべて背負い込む必要はありません。
抱え込んでしまうと心身ともに参ってしまいます。身内がいれば定期的に連絡を取るなどして協力者を作り、誰かに頼りながら在宅介護を行いましょう。
また、頼れる人がいなければ介護サービスをぜひ利用してみてください。
背負い込みすぎずに余裕を持って取り組みましょう。

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