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2022.08.30

介護食にも最適!栄養素豊富なオートミールの美味しい食べ方をご紹介

昨今巷でよく耳にすることが多くなったオートミール。
健康志向の人やダイエッターの中でもお米に変わる新たな食材として人気となっていますが、実はこのオートミールが介護食にも適していることをご存じだったでしょうか。
2017年にギネスブックで世界一の高齢家族に認定されたアイルランドの一家も長生きの秘訣はオートミールと答えているほどなのです。

そこで今回はオートミールの栄養や身体に対する効果、さらにはおすすめの介護食レシピをご紹介していきます。

オートミールって一体何?介護食にも使えるの?

オートミールはオーツ麦を食べやすく加工したシリアルの一種で、蒸したり挽き割ったり、平たく伸ばしたりなどの加工を施しています。
お米のように精白を行わずに外の皮を残したまま加工している為、オーツ麦すべての栄養を損なうことなく食べることができるのが特徴です。

小麦や稲などに次いで世界で6番目の生産高を誇っているオーツ麦ですが、
実が硬かったり小麦のようにそのままパンに加工することができなかったりすることなどの理由から今まであまり注目されることがありませんでした。
しかしシリアルなどのフレークが食卓に並ぶようになってからメーカーもオーツ麦の加工に力を入れだし、オートミールが全世界に普及し始めたのです。

オートミールにはどんな栄養素が含まれている?

オートミールは全粒穀物に分類される食品で栄養素が豊富に含まれています。

  • 食物繊維(玄米の約3倍)
  • 鉄分(玄米の約2倍)
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • リン
  • ビタミンB群
  • ビタミンE

カロリーは白米に比べると少し高めですが、GI値と呼ばれる食後に血糖値が上昇するスピードを示す指標の数値が低いため
ダイエットにも最適で多くの人に選ばれています。

オートミールは介護食に適している?

オートミールは食物繊維が豊富かつミネラルやビタミンもバランスよく含まれています。
調理する際の加熱時間や水分量を工夫することによってオートミールの仕上がりの硬さを調整することができるため、
胃腸の働きが衰えて消化不良になってしまった高齢者や飲み込む力や噛む力が衰えてしまった高齢者も安心して食べることができる為、介護食にとても適しています。

また、オートミールは調理時間を格段に短くすることができる為作り手の負担も軽減することができるため、美味しさと手軽さを兼ね備えた優秀な食材なのです。
魚や野菜にオートミールを加えるだけで不足しがちな栄養素をたくさん摂ることができるので、介護食を作る際の食材のひとつに取り入れると良いと思います。

オートミールを使ったおすすめ介護食

オートミールを使った介護食にはさまざまな種類がある為、毎日飽きることなくオートミールを楽しむことができます。
例えば以下のような食べ方はオートミール初心者の方でも簡単に作ることができます。

  • オートミールと納豆の混ぜ合わせ
  • おじや、おかゆ
  • リゾット
  • 味噌汁

食べる方に応じてオートミールを調理する際の水分量などを変えれば高齢の方は勿論のこと、こどもも美味しく食べることができます。
米などの主食と置き換えてまずは1ヵ月ほど継続し、体調や腸の調子などを確認しながら量を調整していくと自分に合う量が見つかると思います。

オートミールは食べれば食べるほど良いというわけではない

主食に変わる介護食として人気のオートミールですが、ただ量を摂れば良いというわけではありません。
オートミールは食物繊維を豊富に含んでいます。含まれている水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の中でも不溶性食物繊維のほうが多く含まれている為、
摂りすぎてしまうと水分量が足りないことで便が硬くなる便秘が悪化してしまったり、消化不良による下痢になってしまったりする可能性があります。
適量の摂取はお通じをよくする効果がありますが、食べすぎには注意が必要です。

また、オートミール自体のカロリーはそこまで高くないですが、味付けに使う牛乳やはちみつ、ドライフルーツなどには
カロリーと同時に糖分も多く含まれています。
味付けに注意しないとカロリーや糖分過多になってしまう可能性があるので注意が必要です。

オートミールをうまく使ったおいしい介護食で食の楽しみを増やそう

オートミールを上手に活用することで料理の幅が一気に広がります。
「介護食のレパートリーが同じようなものばかりになってきてしまっている」「もっといろいろな介護食を作って食べる人に楽しんでもらいたい」という方は
この機会にオートミールを食材の一つに取り入れて食卓の変化を楽しんでみてください。

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