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2022.06.14

介護ロボットが人材不足を救う | 導入のメリット・デメリットや役割について解説

高齢化が年々進むことによって問題視されている介護業界の人材不足において活躍が期待されている介護ロボットですが、
現状まだまだ普及しておらず、実際どのような役割を担うのか知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は介護業界の人材不足の問題を解消すると期待されている介護ロボットとはどういうものなのか、
導入することによって生まれるメリットやデメリットについて解説していきます。

さまざまなメリットが期待される「介護ロボット」とは

厚生労働省では「情報の感知」「判断」「動作」の3つの要素を含んで知能を持った機械のシステムをロボットと定義されており、
これらが介護に応用されて利用者の自立支援や介護者の負担軽減を目的としたものを「介護ロボット」と言います。
その介護ロボットの中にもさまざまな種類が存在し、目的に応じて使い分ける必要があります。

介護ロボット ① 移乗支援

移乗支援ロボットは「装着型」と「非装着型」の2種類が存在し、
利用者を車いすからベッド、便座から車いすへなどの移乗を行うサポートをするロボットです。
装着型は利用者が自分一人で着脱を行うことができ、異常をサポートする際に腰への負担を軽減させてくれるメリットがあります。
また、非装着型は介護者の抱き上げ動作の際の負担を軽減させてくれるもので、
正面から利用者を抱え込む「抱え込み式」、ベッドのシーツ事利用者を抱き上げる「シート持ち上げ式」、
車いすとベッドが合わさった「ベッド一体型」などがあります。

 

介護ロボット ② 移動支援

移動支援ロボットは自分の力で移動をすることができない利用者を移動できるようにするほか、
移動先での転倒予防や歩行補助を行ってくれるロボットです。
移動支援ロボットには外出の際にサポートしてくれる「屋外用」と屋外での転倒防止や
歩行補助を目的とした「装着型歩行支援」、部屋とお手洗いの往復やお手洗いの中での姿勢保持を目的とした「屋内用」が存在します。

 

介護ロボット ③ 見守り支援ロボット

見守り支援ロボットは利用者の呼吸や心拍数、そのほか転倒などのトラブルなどを認識して
指定したパソコンやスマートフォンなどに通知を行うことができるロボットです。
種類としては「バイタルセンサーロボット」「シルエットセンサーロボット」「荷重センサーロボット」「人感センサーロボット」
などが挙げられます。

 

介護ロボット ④ 食事支援ロボット

食事支援ロボットは自分の力で食事を摂ることが難しい利用者へサポートを行うロボットです。
利用者の指示に従ってロボットが動くという仕組みになっているので自分一人で食事を摂ることができるようになります。

 

介護ロボット ⑤ 入浴支援ロボット

入浴支援ロボットとは自分の力で入浴をすることが困難な利用者へ入浴動作をサポートすることができるロボットです。
この入浴支援ロボットは既存の浴槽に設置して利用することができます。

 

介護ロボット ⑥ 排泄支援ロボット

排泄思念ロボットとは尿や便などの排泄物を感知して自動で排泄物の吸引や
陰部の洗浄、洗浄後の乾燥、排泄物の処理などを行ってくれるロボットです。
自動で感知して処理を行ってくれるので、長時間排泄物を放置することによる
不衛生な環境を引き起こさないというメリットがあります。

 

介護ロボット ⑦ 口腔ケアロボット

口腔ケアロボットは利用者の歯磨きや航空環境の改善などをサポートしてくれるロボットです。
このロボットは介護者の口腔ケアの負担軽減を目的としています。

 

介護ロボット ⑧ 認知症セラピー支援ロボット

認知症セラピー支援ロボットはセラピーや会話支援などの機能を利用して
利用者の不穏な行動の抑制や、失われがちな愛情や幸せなどの感情を呼び覚ましなどを行うロボットです。
例えば、ドールセラピーでは赤ちゃんの人形を用いて利用者の心にアプローチを行ったりなど、
認知症の方に適した支援を行います。

 

介護ロボット ⑨ 介護業務支援ロボット

介護業務支援ロボットは利用者の身体介護以外の業務の支援を行って介護者の負担を軽減させてくれるロボットです。
おもな支援内容としては掃除や洗濯、記録、調理などを指します。

上記の他にもさまざまなロボットが存在し、介護現場の負担軽減に一役買っています。
それぞれの場面によってロボットを使い分けてその効果を最大限に発揮させましょう。

介護ロボットを導入するメリット・デメリット

上記のようにさまざまな介護ロボットが存在し、今後も増えていくことが予想されます。
この介護ロボットを導入することで生じるメリット、デメリットは以下の通りです。

 

介護ロボット導入のメリット

  • 介護者の身体的負担の軽減
  • 介護者の心理的負担の軽減
  • 人員不足の解消

 

介護ロボット導入のデメリット

  • 導入コストがかかる
  • まだ導入事例が少ないので参考モデルがない
  • 操作になれるまでに一定の時間がかかる
  • 介護ロボットの設置スペースの確保

 

介護者の身体的、心理的な負担の軽減や深刻な問題である人材不足の相性に効果的な反面、
まだ導入事例が少ないことによる抵抗や操作に慣れない不安、狭いスペースでの介護ロボットの設置スペースの確保など
さまざまなデメリットも確かに存在します。
ですが、今後補助金導入の可能性があったり、導入する施設が時間とともに増えていったりと
これらのデメリットは時間をかけることで解消される問題ばかりなので、そこまで負担として考える必要はないかと思います。

介護ロボットの役割やメリット・デメリットを知って上手く活用していこう

まだまだ導入実績の少ない介護ロボットではありますが、メリットを考えると近い将来広く普及する可能性が大いにあります。
慢性的な人材不足が続くこの業界だからこそいち早くITの技術を駆使してより良い環境に変えていけるように努めましょう。