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2022.04.28

介護現場でのセクハラ被害はどう防ぐ?介護現場でのセクハラの現状やその対応策を解説

高齢者を介護する介護現場において大きな問題となっているのが「介護ハラスメント」の一種である利用者から職員に対するセクハラです。
この問題は近年大きな問題となっているのにも関わらず、被害にあった職員が中々周囲に相談することができずに退職に追い込まれ、
現場で明るみになることなくまた新たな被害者が生まれてしまうケースが多いです。

そこで今回は介護現場でのセクハラの現状や、その防止策や対応策について解説していきます。

そもそもセクハラとは一体どんなもの?


近年多くのハラスメントが問題として取り沙汰されていますが、その中でも介護業界の利用者と職員の間で発生しやすいのがこの「セクハラ」です。
そもそもハラスメントとは「その人の属性や人格に関して言動などによる不快感や不利益を与えて傷つけること」を指し、
その中でもセクハラは「望まない性的な誘いや好意的な態度の要求などを行うこと」を意味します。
利用者と職員という関係を利用して意図的にセクハラを行ってくる人も少なくありません。
すべてのハラスメントにおいて言えることではありますが、もし本人に悪気や意図がなかったとしても
相手が不快に感じたり傷ついたりしたものはハラスメントに該当するため、もし心当たりがある場合は以下の内容も参考にしてみてください。

介護現場で起こるセクハラの現状

介護現場で利用者と職員との間とで起こるセクハラは利用者に自覚があるケースと自覚がないケースに分かれます。
この介護業界で起こっているセクハラ問題は今や当たり前にもなりつつあり、
一部の事業所ではトップが「介護職に多少のセクハラはありき」と考えているところもあるようです。
そのような環境に長く身を置いていると自然に「利用者もつらいのだから私も我慢しないと」「もしかしたら私にも非があるのかもしれない」
という考えになってしまうのも無理はないでしょう。
ですが、いくら高齢者だからと言ってセクハラをしても良いという理由にはなりません。

中には被害を受けても利用者をかばう職員もいますが、それに付け込んで行動がエスカレートしていくこともあります。
これにより、最悪の場合は心が蝕まれていって仕事をやめざる負えない人も出てくるのです。
セクハラの被害にあっている本人が声を挙げることは勿論大事ですが、セクハラをよしとしない環境づくりを施設が行うことが再発防止に大きくつながります。

介護現場で起こるセクハラの対応策は


セクハラが起こりづらい環境づくりを行っている中でも被害にあう職員は多く見られます。
もしセクハラが起こってしまった場合は以下の対応を行うことで被害の拡大を防ぐことができるので是非取り組んでみましょう。

介護現場でのセクハラの対応策 ① 事業所に相談をする

もしかしたら同じ介護現場で同様のセクハラの被害を受けている職員もいるかもしれません。
現場内で共有を行う上でも事業所に相談をすることが第一です。
事業所に相談を行うことで介護現場の環境改善のきっかけとなり、結果一番効率の良い方法となります。

介護現場でのセクハラの対応策 ② 同僚や先輩に相談をする

事業所に相談を行うことが一番良いですが、施設長や役職のある人にいきなり相談を持ちかけづらいという方もいるでしょう。
そのような方は一度近くの同僚や先輩に相談をすると良いでしょう。
そこで担当を替えてもらったり、注意をしてもらったりするなどの対策を打つことができる可能性が上がります。
また、もし可能であれば相談相手の同僚や先輩を通して事業所に話を通してもらうのも良いでしょう。

介護現場でのセクハラの対応策 ③ 対応する職員を別の人にする

例えば男性利用者が女性職員にセクハラを行っている場合は男性介護士に交代してもらったり、
女性利用者が男性介護士にセクハラを行っている場合は女性介護士に交代してもらったりするなど、
事業所への相談を経て担当替えを行うことで被害を抑えることができます。

介護現場でのセクハラの対応策 ④ ご家族へしっかりと事実説明をする

事業所での対応をできる限り行ったのにも関わらずセクハラの被害が改善されない場合は、
利用者のご家族にしっかりとその旨を伝えてご家族の方から対応を行ってもらうケースもあります。
過去の事例でもセクハラの被害が大きくなり、やむなくその施設を退所させざるおえなくなったケースもあります。
そうならないようにするためにもご家族に協力いただくのもセクハラの被害を拡大させない一つの手だと思います。

介護現場でのセクハラの対応策 ⑤ 都道府県の労働局雇用均等室に相談する

もし事業所に相談しても全く動いてもらえず、自分たちでも解決することが難しくなってしまった場合は
都道府県の管轄である労働雇用均等室に相談をしましょう。

介護現場でのセクハラ被害を少しでも減らすために問題意識をしっかりと持とう


ハラスメントに厳しくなる筒ある昨今でも「介護での多少のセクハラは仕方ない」と考えている人が少なくありません。
ですがセクハラは消して許して良いものではなく、しっかりと対応をしていく必要があります。
被害が拡大し、大事になる前に最善の対策をとって被害を最小限に抑えるように努めましょう。