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2021.02.09

小規模多機能型居宅介護とは?複数のサービスが利用できる?料金や定員数などを紹介

今回は、地域密着型サービスの「小規模多機能型居宅介護」について紹介していきたいと思います。
小規模多機能型居宅介護は、住み慣れた地域で生活援助を受けられる介護サービスです。
「通い」「訪問」「泊まり」の3種類を1つの事業者で利用できるのが特徴になります。

それでは、小規模多機能型居宅介護のサービス内容、利用料金や定員数など詳しく説明していきます。

小規模多機能型居宅介護とは|3種類のサービスを受けられる

小規模多機能型居宅介護とは、住み慣れた地域で生活援助を受けられる地域密着型サービスのことです。
「通い」「訪問」「泊まり」の3種類を1つの事業者で受けられるのが最大の特徴でしょう。
排泄介助、入浴介助といった身体介助をメインに、生活支援や機能回復訓練を受けられます。
地域密着型サービスの一つであるため、市町村が事業所の運営をしているのです。
そのため地域ごとのイベントやレクリエーションが多く提供され、一人ひとりに合った快適な暮らしを可能にします。

利用料金はほかの介護サービスと少し違って月額定額制となります。
また3種類のサービスを24時間365日間、回数制限無しで利用できるのです。
回数制限はないものの、各定員の制限があるのでご注意ください。

小規模多機能型居宅介護のメリット・デメリット

小規模多機能型居宅介護のメリット

小規模多機能型居宅介護のメリットは、1つの事業者と契約すれば3種類のサービスを利用できることです。
ほか事業者と契約する手間がいりません。
様々な事業者との契約には本人の負担が大きく、面倒と感じる人もいるはずです。
また見慣れない利用者やスタッフと接するのは疲れてしまうでしょう。
その点、小規模多機能型居宅介護は1度契約すれば各種サービスを制限なく利用でき、顔なじみのスタッフからサービスを受けられます。
地域ごとのイベントやレクリエーションを楽しみながら、日常生活の自立を目指せるのです。

小規模多機能型居宅介護のデメリット

小規模多機能型居宅介護のデメリットは、サービスの利用回数が少ないと割高になってしまうことです。
サービス利用料は月額定額制であり、サービスを利用しなくても同じ金額が発生します。
たまにしか利用しない人にとっては割高となるでしょう。
また利用定員数を超えていた場合は満足に利用できない可能性があります。
人気の事業所は定員数に達する頻度が高くなるため注意が必要です。

小規模多機能型居宅介護の利用条件と定員数


小規模多機能型居宅介護を利用するには、要介護認定を受けた要介護1〜5の人でなければなりません。

要支援1・2の人は別のサービス「介護予防小規模多機能型居宅介護」を利用できます。
そのため自立の人は小規模多機能型居宅介護の利用ができません。

また地域密着型サービスということで、利用する事業所と同じ地域に住んでいる必要があります。
地域によっては事業者が少なく、利用できる事業者が限られてしまうので注意してください。

小規模多機能型居宅介護は3種類のサービスを何回も使うことができます。
しかし事業者ごとに定員数が設けられており、1日にサービスを受けられる人数が決まっています。
人気の事業所だと連続での利用が難しくなるため、事前に確認しておきましょう。
事業所の定員数の目安は下記のとおりです。

  • 各事業所の登録定員数:29名以下
  • 1日あたりの「通い」定員数:15人以下
  • 1日あたりの「泊まり」定員数:9名以下

参考:どんなサービスがあるの? – 小規模多機能型居宅介護|厚生労働省

小規模多機能型居宅介護は名前のとおり、ほか介護サービスと比べて小規模で運営しているため定員数は少なめに設定されています。
定員数が少ないのはデメリットと思われがちですが、利用する人数が少ない分、質の高いサービスを受けられるのです。

小規模多機能型居宅介護の利用料金|月額定額制


小規模多機能型居宅介護の利用料金は月額定額制です。
しかし食費やおむつ代など日常生活費は別料金となるため注意しましょう。

介護保険制度が適用されるため原則1割の自己負担となります。
一定の所得がある場合は2割、3割となる可能性もあります。
月額利用料の目安は下記のとおり。

■利用者1割負担(1月につき)

同一建物に居住する者以外の者に対して行う場合 同一建物に居住する者に対して行う場合
要支援1 3,403円 3,066円
要支援2 6,877円 6,196円

 

同一建物に居住する者以外の者に対して行う場合 同一建物に居住する者に対して行う場合
要介護1 10,320円 9,298円
要介護2 15,167円 13,665円
要介護3 22,062円 19,878円
要介護4 24,350円 21,939円
要介護5 26,849円 24,191円

参考:どんなサービスがあるの? – 小規模多機能型居宅介護|厚生労働省

小規模多機能型居宅介護に向いている人の特徴2つ

では最後に、小規模多機能型居宅介護に向いている人の特徴をまとめます。
自分に当てはまっているのかどうか確認してみてください。

  1. 複数の事業所と契約したくない人
  2. 時間や回数を気にしたくない人

複数の事業者と契約したくない人

複数の事業者と契約したくない人に小規模多機能型居宅介護はおすすめです。
3種類のサービスが一体となっているため、ほかの事業者と契約する手間が省けます。
様々な事業所と関わるのに面倒と感じる人は多いはずです。
また、利用する事業者ごとにスタッフや利用者が変わるのもストレスでしょう。
顔なじみのメンバーと関われる小規模多機能型居宅介護は、複数の事業者と契約したくない人にとってベストだといえます。

時間や回数を気にしたくない人

小規模多機能型居宅介護は、月額定額制で各種サービスを使い放題の為、時間や回数を気にせずに利用したい方に向いています。
サービスごとに定員数が設けられているものの、サービスを何回でも利用できます。
体調の変化が激しい人やその時々によってサービスが異なる人、自宅での生活を優先したい人など、そんな方達に小規模多機能型居宅介護はおすすめなのです。

まとめ|小規模多機能型居宅介護は自分に合ったサービスなのか検討しよう

今回は、小規模多機能型居宅介護のサービス内容、利用料金と定員数について紹介しました。

小規模多機能型居宅介護とは、住み慣れた地域で生活援助を受けられる介護サービスで、「通い」「訪問」「泊まり」の3種類を利用できるのが特徴です。
利用料金は月額定額制となっており、介護保険制度が適用されます。
各事業者ごとに利用者の定員数が設けられており、定員数に達しない限りはサービスを利用し放題です。

地域密着型ということで、住み慣れた地域でストレスなく介護サービスを受けられますし、1つの事業者で様々なサービスを利用できるため、安心して日常生活を送ることができます。
ぜひ、小規模多機能型居宅介護が自分たちの生活に合っているかどうか検討してみてください。