「自宅で簡単にできるご高齢者向けのレクリエーションが知りたい」
そんな悩みはありませんか?
ご高齢者が行うレクリエーションはただ楽しいだけでなく、様々な良い効果を期待できます。
日常生活の質を向上させていくためにも、その人に合ったレクリエーションの取り組みが必要です。
そのためこの記事では、レクリエーションの種類、メリットや注意点について紹介してまいります。
もくじ
ご高齢者が行うレクリエーションは楽しいだけではない
高齢者が行うレクリエーションはただ楽しいだけではなく、認知機能の活性化やコミュニケーション能力の維持につながります。
楽しみながら日常生活の質を向上させられる非常に重要な行為、それがレクリエーションです。
また何かしらの障害があって体を十分に動かせなくても参加でき、みんなで楽しむことができます。
高齢者向けのレクリエーションには種類がたくさんあるので人によって好みが分かれます。
その人に合ったレクリエーションを行い、楽しみながら身体能力の向上を目指しましょう。
自宅で簡単に行えるおすすめレクリエーション3選!
続いて、自宅で簡単に行えるおすすめレクリエーションを3つご紹介します。
- 風船バレー
- ラジオ体操
- クイズ・脳トレ
風船バレー
自宅で行うオススメなレクリーションは風船バレーです。
風船を使うバレーボールのようなゲームで、ラリーが何回続くかをカウントして楽しみます。
レクリエーションに用いる風船はふわふわと柔らかく、頭に当たってもケガをする心配がありません。
定番のゴム製の風船が理想ですが紙の風船でも大丈夫です。
風船バレーは自宅で簡単に行えて、楽しみながら身体機能の向上を目指せます。
一人でも楽しめるため、ひとり暮らしのご高齢者にもおすすめです。
ラジオ体操
ラジオ体操は身体機能の向上に効果的なレクリエーションです。
約3分間という短い時間で行えるため、毎日の日課にもしやすいでしょう。
歩行ができない、半身が麻痺して動かないなど、体を十分に動かせない人でも安心して参加できます。
またストレッチ的な動きもするため、体への負担が少なく身体機能の活性化に期待できるでしょう。
音楽に合わせて楽しみながら行ってください。
クイズ・脳トレ
認知機能の活性化に効果的なのがクイズ・脳トレです。
体を激しく動かさなくても参加でき、脳みそに良い刺激を与えます。
脳トレの内容は、なぞなぞやクロスワード、言葉遊び、将棋、百人一首など様々な種類があります。
脳トレの種類は豊富なので、その人に合ったものを見つけられるでしょう。
また麻雀など複数人で行える脳トレもあり、ほかご高齢者と交流を深められるのです。
レクリエーションをすることのメリット
レクリエーションをすることのメリットは以下です。
- 認知機能の活性化につながる
- 身体機能の向上が見込める
- コミュニケーション能力の維持
認知機能の活性化につながる
レクリエーションをやることで認知機能の活性化につながります。
レクリエーションは脳みそに刺激を与えるためです。
クイズやクロスワード、麻雀などは頭の脳みそをよく使い、考えながら取り組みます。
また体を動かすレクリエーションでも、脳と体の伝達作用から認知機能の向上につながります。
このように、レクリエーションは脳みそに刺激をほどよく与え、認知症の予防にも期待できるのです。
日常生活の自立を目指すためにも、認知機能の活性化につながるレクリエーションを適度に行いましょう。
身体機能の向上が見込める
レクリエーションのメリットは身体機能の向上が見込めることです。
ご高齢になると身体機能が衰え、身体が思うように動かなくなります。
そこで体を適度に動かすレクリエーションを行えば、凝り固まった筋肉に刺激を与えられます。
刺激受けた筋肉は徐々に活性化していくので、身体機能の向上が見込めるのです。
レクリエーションで身体機能の向上を目指し、元気な体を作っていきましょう。
コミュニケーション能力の維持
レクリエーションはコミュニケーション能力の維持につながります。
なぜコミュニケーション能力の維持につながるのでしょうか?
それは、集団で行えるレクリエーションがあるからです。
将棋や麻雀、花札といったレクリエーションは、一人ではなく誰かと一緒に取り組め、他者との交流を深められます。
集団レクリエーションで他者と交流を深めることは、コミュニケーション能力の維持につながるのです。
レクリエーションを行う際の2つの注意点!
尊厳を傷つけない
レクリエーションを行う際は、ご高齢者の尊厳を傷つけないよう気をつけましょう。
一緒にレクリエーションで遊ぶご高齢者は人生の大先輩です。
たとえ認知機能や身体機能が衰えていたとしても、尊敬すべき大先輩にかわりありません。
その事実を忘れて過度にふざけあってしまうと、尊厳を傷つける場合があります。
人によっては不快感を抱いてしまうため、親しい関係でも尊厳を傷つけないよう細心の注意を払いましょう。
難しい遊びは避ける
ご高齢者とレクリエーションを行う場合、難しい遊びは避けましょう。
なぜなら難しすぎると、かえってストレスが溜まってしまうからです。
せっかくストレス発散や楽しむためのレクリエーションなのに、ストレスを感じてしまっては本末転倒です。
レクリエーションは楽しみながら身体機能の向上を目指すべきでしょう。
また、ご高齢者が怪我をする危険な遊びも避けてください。
しっかりご高齢者の立場になって考え、その人に合ったレクリエーションを選択しましょう。
自宅以外でレクリエーションを行う2つの方法
デイサービス
デイサービスを利用することで、自宅とは違ったレクリエーションができます。
デイサービスとは、日帰りで介護を受けられる通所型の施設のことです。
介護や医療行為をメインに受ける介護サービスですが、レクリエーションにも力を入れています。
複数人で行う遊び、いつもと違った雰囲気など、自宅では味わえないレクリエーションを楽しむことができるのです。
そのため他者と交流を深めていきたい人にデイサービスをおすすめします。
デイサービスについて詳しく知りた方はこちらを参考ください。
→『日帰りで介護を受けられるデイサービスとは?』
ショートステイ
自宅以外で行う方法2つ目は、ショートステイの利用です。
ショートステイとは、特別養護老人ホームなどの介護施設に数日間泊まれる介護サービスのことです。
施設で生活している利用者と一緒にレクリエーションを楽しめ、より深い交流関係を築けます。
そのためショートステイは、自宅では味わえないご高齢者同士の一体感があり、刺激的な経験ができるでしょう。
まとめ|楽しみながらレクリエーションを行おう!
この記事では、レクリエーションの種類、メリットや注意点についてご紹介してまいりました。
ご高齢者が行うレクリエーションは楽しむだけでなく、身体機能や認知機能の向上が期待できるものです。
頭を使うものや体を使うものなど、様々なレクリエーションがあるのでその人にあった遊びを選択しましょう。
また、楽しく安全にレクリエーションを行うためにも、メリットと注意点をしっかりと理解しておきましょう。