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2021.02.17

介護はつらくて大変なだけなの?実は楽しい介護職の仕事内容を解説

介護職は、ご高齢者の生活の自立を目指しながら一人ひとりに合わせて排泄介助や入浴介助、レクリエーションを行うことで援助し支えていく、とてもやりがいのある仕事です。

この介護職の仕事内容が「つらくて大変そう」と敬遠する人がいる反面、現役の介護職員には「ありがとうの言葉が嬉しくて楽しい!」「自分に向いている」と熱く語る人がたくさんいます。

そこで今回は、介護職の仕事内容、楽しい面とつらい面について紹介してまいります。

ご高齢者の生活を援助し支える、それが介護職


介護職はご高齢者の生活を支えるだけでなく、援助を通して生活の自立を目指していく仕事です。

人間は年齢とともに身体のあらゆる機能が低下していくものですが、身体機能や認知機能といった機能が低下してしまうと1人で生活するのが難しくなってしまうのです。

そういった1人で生活するのが困難なご高齢者を支える仕事、それが介護職という訳です。

介護職の具体的な仕事内容|6種類を解説

排泄介助

排泄介助は1人で排泄を行えない利用者の手伝いをします。
排泄の介助の際、多くの高齢者の方が恥ずかしいと感じてしまいます。介護者が介助を行う際は、自尊心を守るために最大限の考慮をしましょう。
トイレで排泄を行えない利用者の場合はベッド上でおむつの交換をします。
利用者1人ひとりに合わせた排泄介助を行いましょう。

入浴介助

入浴介助では、利用者の身体を洗ったり着衣を手伝ったりします。
入浴介助時も利用者の自尊心に気を使いましょう。
寝たきりの利用者が入浴するときには専用の機械を使います。
また入浴時は全身の健康状態をチェックできるため、看護師が怪我の処置を行うこともあります。
入浴後は多くの利用者の方もスッキリした顔をしており、一緒に嬉しくなることが多いです。

食事介助

食事介助は食事を上手く行えない人の手伝いを行います。
人それぞれ食べ方やスピードが違うため、その人に合った食事介助をします。
また人によって食べ物の形態が異なり、やり方を誤ると喉につまらせてしまうので注意が必要です。
細心の注意をはらいつつ、一緒に食事の時間を楽しみましょう。

生活援助

介護職は身体介護だけでなく生活援助も行います。
生活援助とは居室の掃除や洗濯、食事の準などの生活の一部を手伝うことです。
手伝うといっても可能な限り利用者本人にやっていただき、できないことのみを介助します。
この生活援助をとおして、利用者と信頼関係を築くことができるのです。

レクリエーション

レクリエーションとは、身体機能と認知機能の回復を目的とした簡単な遊びのことです。
みんなで行う集団レクリエーションから、1人ひとりのレベルに合わせた個人的なものと種類がたくさんあります。
座ったままできる手遊びやカードゲームなどもあり、一緒に楽しみながら行えるでしょう。

夜間帯の勤務

施設型の勤務の場合、夜間帯の勤務をすることがあります。
夜間帯は日中より少ない人数で介助や巡回を行います。
この夜間帯の勤務に不安を覚える人が多いでしょう。
しかしほとんどの利用者は寝ているため、自分のペースで仕事ができるのです。

介護職が働く場所は様々|自分に合った場所を選ぼう


介護職は色々な場所で働くことが可能です。

特別養護老人ホームや有料老人ホームといった介護施設、デイサービスやデイケアの通所型施設もあります。

また利用者の自宅へ訪問する訪問介護や訪問入浴などもあり、自分のライフスタイルに合わせて働く場所を選択できるのです。
夜間帯の勤務を避けたい人は日中のみの施設を選択しましょう。

介護職の楽しいところ2つ|やりがいと魅力がたくさん

たくさん感謝される

介護職の楽しいところはたくさん感謝されることです。
仕事を一生懸命がんばると利用者にその思いが伝わり、「ありがとう」と感謝の言葉をいただけます。
色んな人から感謝されることで自己肯定感が高まり、楽しさとやりがいにつながるでしょう。

ご高齢者と話ができる

ご高齢者と話ができるのも楽しみの1つです。
利用者は人生の大先輩なので、話の中に気付きや勉強になることがたくさんあります。
過去話には自分の知らなかった興味深い話も合ったりするでしょう。
仕事をとおして人生の大先輩とたくさん会話ができ、楽しさを見出すことができます。

介護職のやりがいについて、こちらの記事も参考にしてください。

『やりがいに溢れた介護職を解説』

介護職の辛いところ2選

人間の死に立ち会う

介護職のつらいところは、人間の死に立ち会うことです。
施設を利用している方は高齢なので、生活を送っていく中で徐々に身体が弱っていきます。
同じ施設で長く働けば働くほど、深く関わった利用者との死に立ち会うことになるのです。
また亡くなることを前提にした看取り介護という介助もあり、人間の死に何度も立ち会うこととなるでしょう。
人によっては人間の死に耐えきれず、つらいと感じてしまうかもしれません。

人間関係が複雑になりやすい

介護職は人間関係が複雑になりやすい為、大変だと感じてしまう方も多いようです。
介護職は人と人とが深く関わる仕事です。
利用者や介護職員、施設関係者、利用者のご家族といったように沢山の人と関わります。
仕事をする上で他者との交流は避けられず、様々な意見がぶつかり合うことで人間関係が複雑になりやすいのです。
人付き合いに対して神経質な人は大変だと思ってしまうでしょう。

介護職の大変な所についてはこちらの記事にもまとめています。
『介護職のつらいところ・大変なこと』

介護職を始めるのに必要な資格|無資格でも大丈夫

ここまで、介護職のつらいところを解説しました。次に介護職を始めるのに必要な資格をお話します。
介護職は資格がなくても始められます。
とはいえ、施設によっては資格がないと就職できないところもあったり、仕事内容に一部制限がかかったりします。
本気で介護士を目指すのであれば、介護関連の資格を取得するべきです。

介護職を目指す上で始めに取るべき資格は「介護職員初任者研修」でしょう。
介護資格の中で最も取得しやすいく、介護の基礎知識を幅広く学べます。
3ヶ月程度で取得可能なので、これから始める人は積極的に取得するのをおすすめします。

その後は国家資格である「介護福祉士」を目指すと良いでしょう。
介護資格があることで働ける施設の幅が広がり、待遇面も安定させられるのです。

介護職は幅広い世代の人が働いている


最後に、介護職ではどんな人が働いているのかを見ていきましょう。

介護職には、20代から60代という幅広い世代の人が働いています。
平均年齢は45.1歳で、男女ともに活躍している仕事です。
介護職は正社員だけでなく、非正規のパートや派遣職員でも働くことができます。

現場で働く介護職員以外にも利用者の相談役となる「介護相談員」や、介護サービスを提案する「ケアマネジャー」といったように、介護関連の仕事がたくさんあるのです。
介護職は自分に合った働き方が実現できる職業といえるでしょう。

まとめ|介護がつらくて大変?実は楽しい介護職の仕事内容


今回は、介護職の仕事内容、楽しい面とつらい面についてご紹介しました。

介護職は高齢者の生活を援助し支える仕事で、排泄介助やレクリエーション、生活援助など様々な仕事内容があります。

そしてこれは介護職以外の仕事にも共通していえる事ですが、仕事というのは楽しい面もあればつらい側面もあるもの。そのため、自分に合った働き方を見つけることが大切になります。

特に、ご高齢者の生活を支える素晴らしい職業である介護職は、仕事の中で得られるものが多く、心身ともに成長していける魅力があります。

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