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2021.03.01

介護派遣とはどんな働き方?介護派遣で働くメリット・デメリットや向いている人の特徴を解説

介護派遣をご存じでしょうか。正社員とどう違うのか、介護派遣のメリットやデメリットは何なのか、気になっている方もいらっしゃると思います。
介護職で働こうと考えていても、働き方も様々な形態があるので迷ってしまいますよね。

今回は、介護派遣のメリット・デメリット、正社員との違いを紹介していきたいと思います。

介護派遣とは|派遣会社に雇用されて介護の仕事をする

介護派遣とは、派遣会社に雇用されて介護の仕事をする働き方のことを指します。

雇用契約は派遣会社と結び、派遣会社から給料を受け取ります。
また、施設とのやり取りはすべて派遣会社を通して行われます。
そのため施設側の無理な押しつけや人手不足を理由とした休日出勤は、介護派遣には適用されません。

プライベートに合わせて休日を決められる、自由に有給消化ができるなど、介護派遣は柔軟な働き方ができます。
その一方で様々なデメリットがあるので、自分に向いているか詳しく知る必要があるでしょう。
尚、介護資格が無い方でも、ほとんどの介護派遣を利用することができます。
介護職未経験の方でも、介護派遣で働くことができるのです。

介護派遣で働く3つのメリット

希望に近い施設で働ける

介護派遣のメリットは、希望に近い施設で働けることです。
自分の希望を派遣会社に伝えれば、その希望に沿って提携先から施設を選定してくれます。
派遣会社は提携数が多いので自分の希望に近い施設が見つかるのです。
一方、アルバイトや正社員だと、自分で一から施設を探さなくてはいけません。
そのため介護派遣を利用すれば施設を探す手間を省略でき、希望に近い施設で働けるメリットがあるのです。

はじめから高時給

介護派遣を活用すれば、はじめから高時給で働くことが可能です。
派遣会社にもよりますが、アルバイトやパートよりも高い給料をもらえるでしょう。
平成29年度の介護職員の平均時給は956円です。
しかし介護派遣はキャリアや資格の有無に関係なく、1,000〜1,500円の時給で働くことができます。
はじめから高時給で働きたい人は介護派遣を利用すべきだといえるでしょう。

資格取得制度がある

資格取得制度があるため、無資格の人は介護派遣を利用すべきです。
資格取得制度とは、介護派遣で働くのを条件に無償で資格を取得できる制度のことです。
介護職員が最初に取るべき資格「初任者研修」は、通常であれば取得するのに数万円かかってしまいます。
数万円かかってしまうこの資格も、この資格取得制度を使えば実質無料で取ることができるのです。
そのため介護派遣には資格取得制度のメリットがあります。

介護派遣で働く3つのデメリット

昇給があまり見込めない

介護派遣のデメリット1つ目は、昇給があまり見込めないことです。
介護派遣は最初から高い時給をもらえる分、途中で給料が上昇することはほとんどありません。
また、ボーナスを貰える派遣会社が少ないため、正社員に比べて年収は劣ってしまうでしょう。
そのため介護派遣には、仕事を頑張っても昇給が見込めないというデメリットがあるのです。

契約期間が限られている

介護派遣のデメリット2つ目は、契約期間が限られていることです。
同じ施設で働ける期間は最高3年と決められており、期間が満了したら施設を移動しなければなりません。
施設の仕事が楽しい、利用者と仲良くなったなど、その施設をすごく気に入ったとしても強制的に移動となるのです。
このように契約期間が限られているのは、人によってデメリットと感じてしまうでしょう。

とはいえ様々な施設を経験できてスキルが身につくので、必ずしもデメリットとは言い切れません。
経験をたくさん積みたい人には向いていると考えられます。

施設から良いイメージがない

介護派遣のデメリット3つ目は、施設から良いイメージがないことです。
施設内のアルバイトよりも介護派遣は高い給料をもらっており、施設のルールにも従いません。
それらが積み重なって施設側が悪いイメージを持っていることがあります。
もちろん、介護派遣に良いイメージを持っている施設はたくさんあるでしょう。
ですが一部の施設からは「介護派遣だから」という理由で悪いイメージを植え付けられることもあるのです。

介護派遣と正社員の働き方の違い


次に、介護派遣と正社員の違いを説明します。

介護派遣と正社員は雇用主が違います。
正社員は施設側と雇用契約を結びますが、介護派遣は派遣会社と契約をします。
そのため介護派遣の労働時間や給料、福利厚生は派遣会社の基準が適用されるのです。
一方の正社員は施設側の判断で給料や評価が決まります。

また正社員と介護派遣には、雇用期間の違いもあります。
正社員なら無期雇用になり、途中で解雇されることはほとんどありません。
しかし介護派遣には雇用期間が設けられており、途中で契約を打ち切ることもあるでしょう。
また介護派遣は同じ施設に3年以上継続しての勤務はできません。
この2つの違いをしっかりと理解して、自分に合っている方を選択しましょう。

介護派遣に向いている人の2つの特徴

仕事とプライベートを両立したい人

仕事とプライベートを両立したい人に介護派遣は向いています。
なぜなら介護派遣は休み希望がとおりやすいからです。
施設の状況や人手不足など関係なく、介護派遣なら自分の希望どおりの休みを確保できます。
休日を自由に決められるのでプライベートと両立を図れるでしょう。
また有給消化も好きなタイミングで行えるなど、介護派遣はなにかと融通が効きやすいのです。
そのため介護派遣は仕事とプライベートを両立したい人に向いています。

働きながら資格を取りたい人

介護派遣は働きながら資格を取りたい人におすすめです。
資格取得制度を使って実質無料で資格が取れるからです。
正社員で介護職を始めるには、何かしらの資格が必要になるでしょう。
資格がない人はアルバイトから始めて自腹で資格を取る必要があります。
一方の介護派遣は資格取得制度を使い、働きながら無料で資格を取得できるのです。
介護派遣で働けば派遣会社が費用を負担してくれるので、働きながら資格を取りたい人に向いています。

まとめ|介護派遣を検討しよう


今回は、介護派遣のメリット・デメリット、正社員との違いを紹介しました。

介護派遣は希望の施設で働ける、はじめから高時給といった様に、プライベートと仕事をしっかり両立できる働き方ができるというメリットがあります。
一方で、昇給が期待できなかったり、同じ施設で長く働けなかったりとデメリットも存在します。

そのため人によっては正社員の方が向いている場合もあるでしょう。
両者の違いを理解した上で、正社員・介護派遣どちらが自分に合っているのか、検討してみてください。

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