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2021.02.10

安心した生活が送れる夜間対応型訪問介護とは?サービス内容と問題点を分析

夜間に訪問介護サービスを受けられる「夜間対応型訪問介護」をご存知でしょうか。

夜間対応型訪問介護は、日常生活を安心して送れるだけでなく、深夜の緊急時にも対応可能。さらに介護を行うご家族の負担を減らすことができるサービスです。

このように、一見メリットが多くある夜間対応型訪問介護ですが、中には問題点もあります。

そのためこの記事では、夜間対応型訪問介護のサービス内容、良い点や問題点についてご紹介いたします。

夜間対応型訪問介護とは|夜間帯に受けられる訪問介護サービス

夜間対応型訪問介護とは、夜間帯に介護を受けられる訪問型の介護サービスのことです。
資格を持ったプロの介護士が訪問するので安心して利用できます。

また、ほとんどの事業所は午後6時〜午前8時まで利用可能で、それ以外の時間は一般の訪問介護を利用します。

そして、この夜間対応型訪問介護を利用するには、要介護認定を受けた要介護1〜5の人でなければいけません。
事実、要支援1・2の人は別サービスとなるため注意しましょう。

夜間対応型訪問介護のサービス内容


では、夜間対応型訪問介護のサービス内容をご説明します。
サービス内容は大きく分けて「定期巡回サービス」「随時対応サービス」「オペレーションセンターサービス」の3種類があります。

  1. 定期巡回サービス
  2. 随時対応サービス
  3. オペレーションセンターサービス

定期巡回サービス

介護士が定期的に訪問して約30分程度の介護サービスを行います。
看護師ではないため医療行為はできません。
定期巡回ということで、ケアプランに沿ってあらかじめ訪問時間や回数が決められています。
具体的なサービス内容は排泄介助や安否確認などの生活援助がメインです。
利用者本人に関係のない援助はできませんので注意しましょう。

随時対応サービス

「夜間に具合が悪くなった」「介護が急に必要になった」といった、緊急で介護を必要とする際に利用できます。
医療行為を必要とする場合は事業所が連携している看護サービスを提供します。
また「ケアコール端末」が支給され、その端末からオペレーターへ直接連絡が取れるため安心して生活できるでしょう。

オペレーションセンターサービス

あらゆる場面でオペレーションセンターにいるスタッフと連絡が取れます。
そのときの状況を判断して介護士の派遣や救急車の手配、相談、提案など様々な対応を行います。
このオペレーションセンターを設置していない事業所もあるため、事前に確認しましょう。

夜間対応型訪問介護の良い点・問題点


夜間対応型訪問介護の良い点と問題点を見ていきましょう。

夜間対応型訪問介護の良い点

夜間対応型訪問介護の良い点は、夜間の緊急時に利用できることです。
特にひとり暮らしのご高齢者だと、「夜間に体調の急変があったらどうしよう」などの不安があるでしょう。
そんな急変が起きたとしても夜間対応型訪問介護を利用すれば、ボタン一つでオペレーションセンターと連絡が取れます。

またご家族の人は介護の負担を減らせるのもメリットでしょう。
夜間帯に介護が必要だと眠る暇がなく、介護に負担を感じる人も少なくありません。
夜間対応型訪問介護では専門スタッフが介護してくれるため、安心して休息を取れるでしょう。

夜間対応型訪問介護の問題点

夜間対応型訪問介護の問題点は、利用料金が高額になってしまう場合があることです。
訪問するたびにその都度料金が加算される仕組みとなっており、何回も利用すると高額になってしまいます。
また事業者によっては日中でもサービスを利用できるものの、「24時間通報対応加算」が付加されてさらに高額となります。

夜間対応型訪問介護は「地域密着型サービス」なので、事業所と同じ地域に住んでいないと利用できません。
夜間対応型訪問介護を展開する事業所自体そこまで多くないため、選択できる事業所が限られます。
合わない事業所を利用し続けるとストレスを感じてしまうでしょう。

夜間対応型訪問介護の利用条件|要介護1〜5・同住所


夜間対応型訪問介護の利用には、要介護認定を受けた要介護1〜5の人でなければなりません。
自立や要支援1・2の人はサービスを利用できないので注意しましょう。

また「地域密着型サービス」なので、利用する事業所と同じ地域に住んでいる必要があります。
地域によっては事業所の数が限られてしまうでしょう。
ちなみにグループホームや特別養護老人ホームといった介護施設に入居している人は、夜間対応型訪問介護を利用できないため注意してください。

夜間対応型訪問介護の利用料金2つのパターン

夜間対応型訪問介護の利用料金は、オペレーションセンターサービスの有無で変わります。

オペレーションセンターサービスを利用できる事業所の場合、月額基本料金を支払い、訪問サービスを利用するたびに別途料金が発生します。
利用できない事業所は月額料金制となって月々に支払う料金は一定となるのです。
利用料金の目安は下記を参考ください。
あくまで目安なので事業所によって異なる可能性があるので注意しましょう。

■オペレーションセンターの設置ありの場合

  • 月額基本料金 約1000円+訪問介護の別途料金
  • 定期巡回サービス 1回 378円
  • 随時訪問サービス(1名による訪問)1回 576円
  • 随時訪問サービス(複数名による訪問) 1回 775円
  • 24時間通報対応加算 1回 610円

■オペレーションセンターの設置なしの場合

  • 月額基本料金 約3000円

参考:どんなサービスがあるの? – 夜間対応型訪問介護|厚生労働省

夜間対応型訪問介護を利用すべき人の特徴

最後に、夜間対応型訪問介護サービスを利用すべき人の特徴を紹介します。
自分に当てはまっているかどうか確認してみてください。

  1. ひとり暮らしで不安な人
  2. 介護の負担を減らしたい人

ひとり暮らしで不安な人

ひとり暮らしで夜間帯に不安を感じる人は利用すべきだといえます。
夜間帯でもボタン1つですぐに連絡を取れて安心だからです。
ご高齢者でひとり暮らしの人だと「緊急時にどうすればいいのか?」と不安に思う人もいるでしょう。
緊急時でなくても夜間帯に援助してもらいたいとき、安心して介護サービスを利用できるため心の支えになるはずです。
そのため、ひとり暮らしで不安な人はぜひ利用しましょう。

介護の負担を減らしたい人

ご家族の介護の負担を減らしたい人におすすめです。
ご家族の介護で安心できずに眠れない、という人もいるでしょう。
そんな人は夜間対応型訪問介護を利用することで介護の負担を大幅に減らすことができます。
夜間対応型訪問介護は生活援助から身体介護まで行ってくれるので、介護疲れで悩んでいる人におすすめです。

まとめ|夜間対応型訪問介護を検討しよう

今回の記事では、夜間対応型訪問介護のサービス内容、メリット・デメリットについて紹介いたしました。

夜間対応型訪問介護とは、夜間に介護を受けられる訪問型の介護サービスのことで、プロの介護士がサービスを行うため安心して利用できます。
サービスは「定期巡回サービス」「随時対応サービス」「オペレーションセンターサービス」の3種類があり、サービスの有無は事業所によって異なります。

夜間対応型訪問介護の利用は、安心した日常生活を送れるだけでなく介護する人の負担を和らげることもできる素晴らしいサービスです。
ぜひ本記事を参考にして夜間対応型訪問介護を詳しく理解し、前向きな検討をしてみてください。